シンガーソングライター寺岡呼人が編集長に就任!

 

寺岡呼人(てらおかよひと):1968年生まれ、広島県出身。1988~93年にJUN SKY WAKER(S)のベーシスト兼コンポーザーとして活躍。ソロでの活動も展開し、ゆず、植村花菜などのプロデュースを手がけている。FM COCOLO「CIRCLE OF MUSIC」(日曜18時~19時)でパーソナリティを務めるほか、テレビ番組でも音楽解説なども人気。

 

2018年7月に、寺岡シトーン(寺岡呼人)、奥田シトーン(奥田民生)、斉藤シトーン(斉藤和義)、浜崎シトーン(浜崎貴司)、キングシトーン(YO-KING)、トータスシトーン(トータス松本)という“超”がつく豪華メンバーで結成され、同年9月に行われたデビューライブは即ソールドアウトしたロックユニット「カーリングシトーンズ」。

この冬ついにファーストアルバム『氷上のならず者』を発表、そして年末からはホールツアーを開催と大忙し。そんな中、152ページにわたってカーリングシトーンズを徹底解剖したエンタメブック『壮年マガジン』が発売。編集長はなんとシトーンズのリーダーでもある寺岡呼人さん! 今年創刊60周年を迎える『週刊少年マガジン』とのスペシャルコラボブックでもある『壮年マガジン』の見どころ、そしてカーリングシトーンズについてお話していただきました!

今年創刊60周年を迎える『週刊少年マガジン』とのスペシャルコラボで誕生した、カーリングシトーンズ珠玉のエンタメブック『壮年マガジン』。いつもとは違うアイビールックのメンバーのカバー写真は、発表直後からSNSでも話題に。

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―――カーリングシトーンズはもちろん、ソロ、プロデューサーとしても多忙な中、編集長に就任されて、大変ではなかったですか?

自分が言い出しっぺなんですよ。当初はシトーンズのデビューライブを記録した写真集を出さないかというお話をいただいたんですが、「せっかくだったら、さらに面白いことできないですか?」と言い出したののは僕で、だから何でもやりますと(笑)。

――当初の案にあったライブ写真はもちろん、新たに撮り下ろしたり、座談会、ルー大柴さんのスペシャル講義など盛りだくさんな一冊ですね。

よくまとまったなという感じがしますよね。6人で撮影した部分は1日で一気に撮りました。さらにその合間にミュージックビデオのダンスの練習もしていて、てんこ盛りの1日だったんですよ。編集長としては、みんなの集中力が続くかなと心配していたんですが、途切れることなく、駆け抜けました。まあ、みんな二日後くらいに筋肉痛が来てましたけどね(笑)。

――会場の盛り上がっている空気感が伝わってくるかっこいいライブ写真もあれば、楽しそうに皆さんがカーリングをしているところ、そしてカバーは少しぎこちなくて可愛い笑顔とシトーンズの振れ幅の広い魅力が伝わってきます。

本のカバーを絶対に笑顔の写真でいきたいというのは編集長である僕の強い意向。ぎこちないつもりはまったくないんですけど(笑)。ライブ写真もカバーも巨匠カメラマンの三浦憲治さんが撮ってくれているんですが、本当に乗せ上手で自然に笑顔も引き出してもらえました。山中湖のほうで撮影していたんですが、遠出だったので、みんなピクニック気分で楽しんでましたよ。帰りのグループLINEでは餺飥(ほうとう)食べて帰ったよ、とか飲食情報が飛び交ってました。

――どれも渾身の企画だとは思いますが、特におすすめはありますか?

巻頭のグラビアやみんなでの座談会はもちろんですが、ちょうど発売になったばかりのファーストアルバム『氷上のならず者』の全曲解説があったり、使っている楽器を紹介していたり、かなりマニアックなものもあって、あらゆる層の方たちに楽しんでもらえるんじゃないかなと思っています。最近は、アルバムの全曲解説する場所があるようで意外にないから、自分たちの本でそれができたのは嬉しいですね。

奥田シトーンとキングシトーンは初代タイガーマスクに会いに行っていましたが、もし2号があるとすれば、僕は水島新司先生のサインをもらいに行きたい(笑)。トータスシトーンはウルトラセブンが大好きだし、キングシトーンは漫画オタクでデビルマン好き。次に機会があれば、それぞれの好きな少年マガジンの作品とのコラボができたらいいかな。