そう考えますと、「子育て期間中の収入源と割り切る」という結論は、非常に全うなものだと思います。ただし、いつまで続けるかも明確にしておいたほうがいいでしょう。子どもが何歳になるまでとか、貯金がいくらになるまでとか。終わりが見えていると、我慢もしやすくなります。つまり、それだけ特殊な環境にいらっしゃるということなのです。
今はBさんが悪者になっていますが、おそらくBさんもストレスが強くてこのような行動をとってしまうのだと思われます。BさんがAさんの悪口メールを書き、今度はロロさんがBさんに怒って「職場をぶっ壊す!」とぶちまけている。まさに負の連鎖です。いじめられた人が今度はいじめっこになってストレスを発散するのと同じ現象ですね。しかし職場の閉そく感がこの連鎖を生んでいるわけですが、Bさんのせいではないと分かったところで気持ちは収まらないでしょう。誰かに気持ちをぶつけないと収まらないと思いますから、「お恨み帳」か、安全な外部の人に愚痴るようにしてください。
お悩みを読む限り、かなり特殊な環境のようですので、誰にでも理解してもらえるものではなさそうですよね。ですからやはり、「お恨み帳」が有効かと思います。思いつくままに書き綴ってください。そして、「ここで辞める」というXデーを決めること。本当に職場をぶっ壊してしまわないためにも、早急にこの2つを行動に移されてください。
何よりも「私の心が安らかであること」を優先させることが大切です。仕事では我慢の連続だと思いますから、Xデーを決めたら、できるだけオフタイムを充実させようと思ってください。後々、「昔こんな大変な職場にいたんだよ!」と笑い話にできることを目指してみるくらいの余裕を持てるように!
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- 根本裕幸1972年生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年にプロカウンセラーとしてデビュー。以来、述べ15000本以上のカウンセリングをこなす。2001年、カウンセリングサービス設立に寄与。企画、運営に従事し、2003年からは年間100本以上の講座やセミナーもこなす。2015年より独立。フリーのカウンセラー、講師、作家として活動している。『いつも自分のせいにする 罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』(大和書房)、『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』(実務教育出版)など著書多数。ブログはコチラ→https://nemotohiroyuki.jp/ この人の回答一覧を見る
- 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
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