春夏に特に便利なワンピース。ですが、選び方を間違えると、マタニティと間違われたり(涙)、体のメリハリを覆ってしまって余計に太って見えたりすること、ありませんか?ぽっちゃりエディターの高橋がワンピース選びに試行錯誤する中で見つけた、すっきり見えるワンピースの選び方と、おすすめのワンピースを紹介します。

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ぽっちゃり体型を余計に太って見せないワンピースの黄金ルールは「デコルテ開き」&「ウエストマーク」

 

春夏は特に、涼しくておしゃれに見えるワンピースの出番が増えるのですが、気に入って買ったつもりのワンピースを着た自分の姿を見て、「あれ、これじゃ電車で席を譲られそう…」と悲しくなったことがあります。最近は特に、トレンドの影響でネックラインが詰まっている上、着丈も長くなっているので、本来ならバサッとまとうだけで華やかに見えてサマになるはずのAラインのワンピースなどを着ようものなら、大きな布のかたまりが歩いているように見えて…。

 

着やせファッションのセオリーとして、「体が泳ぐゆったりとしたシルエットの洋服でボディラインをカモフラージュ」「すとんとしたシルエットのワンピースですっきり」というようなことがよく言われていますが、これはほっそりしている人や標準体型の人の場合だけ。
私のようなぽっちゃり体型は、このセオリーではほっそり見えません。


ぽっちゃり体型のワンピース選びに大事なのはのやっぱり「デコルテを見せてすっきりさせること」。そして、太いなら太いなりにでも、ウエストはここだよとちゃんとアピールできるよう「ウエストマークができるデザインであること」。
お腹周りを隠したいがために、メリハリのないシルエットのワンピースを選んだのでは、悲しいかな、余計に体を大きく見せるだけ。

では、ここからはこの春私が買って、これならぽっちゃり体型でも着られると納得できたワンピースを5枚紹介します。
 

ぽっちゃり体型のエディターが太鼓判をおす着やせワンピース5選
1:ZARAのボリュームスリーブワンピース

ワンピース/ザラ

このワンピース、今ならZARAで半額セールになっていました!

こちらのワンピースは、カシュクールデザインで胸元が大きく開いていて、両サイドのドローストリングでウエストを好きな具合に絞ることができるようになっています。

本来、ぽっちゃり体型にとって、ぽっこりお腹を強調してしまうウエスト周りのギャザーや、体のボリュームを増して見せてしまうボリューム袖は敬遠したいデザインなのですが…。
このワンピースの場合は、パリッとしたシャツ地のようなコットン素材と、袖口にボリュームはあっても肩周りには過剰なデザインがなくすっきりしていて、手首が見える袖丈という3つの要素が、思ったよりもすっきり見せれくれるのだと分析しました。

もちろん、デコルテが開いているのも大事なポイントですね。


ZARAのワンピースを着用したぽちゃりエディターのコーディネート

 

実際に着用するとこんな感じです。
胸元はカシュクールデザインで結構大きく開いているので、気になる方はインナーを着られるのがよいと思います。

スカート部分にボリュームがあるワンピースがとにかく苦手だったので、ウエストシェイプがあるだけで大きく違うなと実感しました。またウエストの切り替えの位置が高いので、Aラインが高い位置から広がり、下腹部が目立たないのも魅力です。

足元はヌーティなサンダルですっきり感を強調したいですね。

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2:ル フィルの太ベルト付きワンピース

ワンピース/ル フィル

私が最近気になっているのが、ル フィル。2019年春にデビューしたアドーアの妹的ブランドで、“なんだかシャレてる感じ”に見せてくれるのがお気に入りの理由です。しかも洋服を見て「これくらいの値段かな〜」という想定よりも大抵安い!このワンピースは4万円台なので、すごく安いわけではないですが…展示会でこの色とデザインにひと目ボレしてしましまい、発売するまで何か月待ってもその想いは冷めなかったので、その価格にも納得して買いました。

こちらもカシュクールタイプの胸元で、デコルテがすっきり見えます。スカート部分は広がりすぎないほんのりとしたAライン。そして、モード感を漂わせる太めのベルトがおしゃれにウエストマークをしてくれます。

素材はリネン100%ですが、しっかりと厚みがありペラペラしていないので、肉感のある体をカバーしてくれます。ベルトをしないでフロントを開けて着ると、ガウンのように使えるのもうれしい!


3:ロワンのウエストタック入りワンピース

ワンピース/ロワン

女優で、洋服ブランド「ロワン」と「ヘルト」のディレクターとしても活躍されていらっしゃる井川遥さんの取材をしたときに、井川さんの洋服づくりへの熱い思いと、手間ひまかけてつくっていらっしゃるこだわりを伺い、いつか井川さんが手がける服を着てみたいと思っていたんです。

そしてこの春見つけたのがこのワンピース。
ハリのあるタイプライターコットン素材を使用していて、デコルテはVネック。ワンサイズかつ基本的にオンラインショップオンリーのブランドだから、ぽっちゃり体型の私に入るかなーと不安だったのですが、リラックス感のあるシルエットにつくられているアイテムだったので大丈夫でした!ですが、普通体型の方が着てもおしゃれに決まるデザインになっています。

 

付属のベルトでウエストマークしてもいいのですが、私がいいなと思ったのは、ウエスト部分にタックが取られているから、ベルト無しでもワンピースが横に広がりすぎないところ。だから、ただ頭から被って着るだけでOKなんです。
 

4:ベルメゾンのソフトデニムワンピース

ワンピース/ベルメゾン

3Lサイズまで展開している(洋服によっては6Lまで!)洋服がたくさん見つかるベルメゾンで発見したのが、リヨセル混のソフトなデニム生地を使ったワンピース。ネックラインは“キーネック"になっており、Vネックほどデコルテを見せるのは苦手だけれど、すっきり見せたいという場合にぴったりです。
そして同素材のリングベルトでウエストマークができます。

こちらもボリュームスリーブで今っぽく見るのに、手首が見えるのもいいし、フロントのセンターラインにステッチが施されているから縦ラインを強調してくれます。

Lサイズスタイリスト&エディターのニット選びはハイゲージ一択!>>


5:番外編としてウエストマーク無しでもすっきり見えたユニクロのAラインワンピース

ワンピース/ユニクロ

このワンピースは、すっきり見えるデコルテ開きというポイントはクリアしているのですが、実はウエストマークタイプではありません。ですが、着膨れして見えなかったので、番外編として紹介しますね。通常はこんなすとんとしたシルエットは苦手なのですが、ハリのある素材である点、顔まわりに立体感が生まれるスタンドカラーのようなデザインである点、Aラインが広がりすぎていない点、背面にタックが入っていて、後ろ姿を大きく見せない点が良かったのだと感じています。

こちらのユニクロのワンピースは、今セールになっていてなんと1990円に値下げされています!大きいサイズはまだ残っているので、よかったらチェックしてみてください。
 

ユニクロのワンピースを着用したぽちゃりエディターのコーディネート

 

黒ワンピースにパンツレイヤードして着ています。もう少しだけ着丈が長いとよりうれしいけれど、ラウンドカットされた前後差のある裾のデザインもすっきり見えてよかったです。
 


撮影・構成・文/高橋香奈子



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