ここはパリから飛行機で二時間弱の小さな島、マヨルカ。一年中太陽が輝く美しい場所。

パリとは全く違う建物の色合いと、光と影のコントラストの洗礼を受け、途端にいつもとは違う色彩の服が着たくなった。

美しいサンタニー村。カフェのテラスが路地に広がる。日よけにビニール素材のテープが張り巡らされて、風にそよぐ姿の何と美しい事か。

旅に出た時の、こういう心境の変化に敏感で居たい。その街に馴染み、自分が心地よく過ごす為の小さなヒントがここにある。深いグリーンやテラコッタ、コバルトブルーに白。地元の人達のさりげない装いは、日焼けをした肌に良く似合う。心底素敵だな、と思った。

 

到着して間もない私は、まだまだ生っ白い肌をしていて、現地の店で試着をする服達がまるで似合わない。

こんな時の救世主は、いつでも黒と決まっている。この色は、どこの地でも万能なのだから素晴らしいの一言に尽きる。夏だからリネン素材。バカンスだからどこかゆったりとしたデザインでね。エレガントなサンタニー村に相応しい、露出しすぎない程度のリゾートワンピを選んだ。

 

二枚の布を貼り合わせただけの様なシンプルな作りで、共布の紐でウエストを結ぶだけ。袖はフレンチスリーブになっており、二の腕対策には丁度いい。

 

最近は、アクセサリーを一切付けなくなった。私の場合、定番のお団子頭と赤のネイルが、十分にその代わりをはたしてくれている、というのもありますがね。

バカンスの定番はカゴバッグ。ご機嫌な私と小さな相棒・チョキ嬢。
お互い黒で、なかなかのカップルコーデではないですか。

「ね、もう帰る時間なのよ!分かってちょうだい、行くわよっ」

これから三回に渡って、リゾートファッションでお送り致します。
パリブログの方では旅の詳細をレポート予定!どうぞお楽しみに。

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