スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
このランキングシリーズ、いくらでもできるな(笑)。今回は、今の時期、1年の疲れがどっと出た、マスクかぶれがひどい――なんて方も多いかもしれないので、「困ったときに頼れるレスキューアイテム」をご紹介しますね。セクション(笑)ごとにご紹介するので、順位のランキングではなく、お悩み別に。
まず! くちびるの荒れ。マスクでこすれたり、もちろん乾燥をしているから、くちびるがガサガサ。痩せて色も少し悪くなりませんか? あ、青木良文さんに聞きましたが、女性は水の性。髪、肌、くちびるが湿度をたたえ、ふっくらと元気でないと、運気を落とす――と。ぞおっ。とういわけで、マスクで隠れていたとしても、くちびるはツヤツヤ、ふっくら瑞々しく、血色が良くないと。私、なくなると怖いので4個まとめ買いして、持ち歩き用、パウダールーム、ベッドルーム、ヨガバッグ……など、さまざまなところに置いているのが、タカミのタカミリップ。貧血もちで何を塗ってもくちびるのかさつきが治らなかったのに、さすが皮膚科医のブランド。これは、本当に良い。手に取ってつけなくてもOKなチューブ式なのも、この状況だと最高です。
次は髪にいきましょう。髪を切ってからのほうが、髪を巻くことが多くなった私。ある日、オイルやスタイリング剤を付けた後に、顔周りだけもう少し動きを出したくて、コテで巻き直したら。じゅっと焦げちゃった(泣)。ああああ、こういうことが私の人生にはたくさん起こる。すぐに離したので、さすがに燃えなかったけれど、煙は出ていた……。その後は想像通り。毛先が樹海のように。ひなこに眉毛用の小さなハサミでこまめに切ってもらったりしましたが、いつも、ヘアメイクして頂くと、必ずみなさんの手が耳上の髪を触って止まる(笑)。きっとびっくりしたんでしょう。「樹海でしょ?」と聞く私。もちろん切る、しか解決策はないのですが、シャンプー&コンディショナーをこれに替えたら、大分良くなりました。せっかくヘアスタイルを作っても、樹海がピンピンはねてまとまらなかったのに、ちょっと驚き。
「これ」とは、フランスのブランド、ジョジアンヌ・ロールのプロダクト。シャンポワン オーザルグ(ブルターニュ産の海藻のミネラルがたっぷり入っていて、さっぱりした洗い心地)、あ、これシャンプーね。この後に、ローションブリオンスを塗布。頭皮をマッサージして、残ったローションは毛先になじませるように。2分置いて洗い流し、その後、コンディショナー、CHトリートメント。タンパク質と12種類の植物成分を配合しているこのコンディショナー、つけた瞬間から、髪がぷるんと元気になるのがわかります。この3つを使い始めてから、樹海は落ち着き、髪を触ってくれるヘアメイクさんから、「頭皮の環境が良くなった。髪が柔らかくふわふわになった」と言われ、必ず「シャンプーどこのですか?」と聞かれます。何人かその足で買いに行きました(笑)。
最後に肌。遠くに行かれないから近くで、なんて過ごした秋のお休み。都内のホテルに宿泊し、ゆっくり過ごしたのは良いのですが、室内が乾燥していたのか、肌が砂漠のように。樹海の後は砂漠。すごいな、今年は。「楽しかったのに」と泣きながら帰ってきて、すぐにメイクを落として使ったのが、ジュリークのグレイスフル ビューティー ファーミングオイル。洗顔後の素の肌にゆっくりじんわり、優しく包み込むように塗布。ふう。助かった。砂漠のようだった肌がうっとりとゆるみ、柔らかさを取り戻しました。この即効性がせっかちな私には嬉しい♡ その後しっかりとローションで保湿し、砂漠はオアシスに変わりました。もう何本目かわからないほどリピートしていますが、きっと一生使い続けると思います。
はい。「勝手にランキング」、終わります(笑)。もし、こんなトピックでランキングしてほしい~なんてありましたら、コメントくださいね♡
最後になりますが、今年、この場所でお会いするのは今日が最後になります。読んでくださったみなさま、コメントを寄せてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
また来年、元気に会いましょうね!
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