理不尽な出来事があったときは学び、次に生かすことで救われます


どうか、今から自分を責めたり、「なぜ?」に立ち返らないように努めてください。考えてもわからない理不尽なことは、私たちの世界にはたくさんあります。頭で考えてもわからないときは考えることを一旦やめる。そして、思考が過去に戻るのではなく、子どもと自分を守ることができた自分を褒める方向に切り替え、自信に変えていく。自分をいたわるとか、家族とあたたかく過ごすということに時間と思考を使うようにしましょう。yamyamさんは、手のかかる時期のお子さんを育てながら立派にお仕事もされていて、素晴らしいと思います。そんな苦労して頑張った自分をこれからは大切にするためにも、今という時間を家族が幸せになる未来へのプレゼントに使ってください。そして、相手の弱さをゆるすことで自分の器を広げ、強くしなやかに生きていくのです。

話は少し飛びますが、思考と健康も繋がっています。
恨みの気持ちは肝臓を傷め、体の中から毒素を排出する機能が弱ります。寝る前にふわっと過去を思い出したり、恨んだり怒ったりすると、体から毒素が排出されにくくなり、より体を痛め、心も毒素に侵され、すさみやすくなると言われています。特に夜は、思考が自分の内側に向かいやすいので、寝る前に過去を振り返らないように心がけてくださいね。

せっかく傷から離れたのに、その傷にあなたの方から戻る必要はありません。恨みにとらわれて暗い顔になってしまう時間を、”これでよかった”と、納得して人生を歩めるよう、お子さんとの笑顔あふれる時間に使ってほしいと思います。お子さんにとっても「お母さん、育ててくれてありがとう」と言える環境で育ってほしい。いつか、元旦那さんのことが整理できて、子どもたちにも「パパは少し弱いところがあってね。でも、あなたたちにとってはこんな良いところもあったんだよ」と語れるようになれる日が来ることを願います。
 

まだまだご苦労は続くかもしれませんが、せっかく一息つき、まわりを見渡せたタイミングです。ぜひ自分を愛する時間につかってください。

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取材・文/宮島麻衣

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