今日のパリは、何だか気味の悪い暖かさだ。
台風一過ならず、大雪一過!?
週末に降った雪が一瞬で溶けてしまった。
都合がいいや、重たいコートには飽き飽きしていたんだからね!
こういった冬の中休みには、ファージレの出番と決まっている。
暖かで、防寒には十分。
袖が無いだけで、躰の締め付けから一気に解放される嬉しさよ。
車の運転が、なんて楽ちんなんだ!(←想像です)
日本で人気の「冬のホワイトコーデ」。
ミモレでも目にする度に、素敵だなぁとは思っていたけれど、フランスでそれを意識してやっている人は少ない、いや、ぶっちゃけ、居ない、と思う。
なにしろ最近、道行く人々はしかめっ面(あ、昔から?)。
ヨーロッパ特有の、長く暗い冬。そこにコロナ禍も加わった!ときた日にゃあ。
お洒落なんかしている余裕、ないのよ!って顔に書いてあるわけで。
そうですか、それならば、私がやって進ぜよう!
今日の主役のロングファージレは、イタリアの毛皮メーカーmanzoni24の素晴らしい作品。前身ごろはモンゴリアンムートンのカーリーヘア、後ろ身ごろはレッキスラビットのショートヘアという、カジュアルとエレガントを足して二で割ったような逸品。絶妙なバランスが良い。
ジレのホワイトに合わせて、中に仕込んだのは、お花の透かしが付いたクロッシェ編みのトップス。後ろボタンになっていて、どこかヴィクトリアン調。思いっきりガーリーで、ロマンチックな所が気に入っている。
タートルネックのニットでも良かったんだけれどね。ほら、ここはパリだから、キレイに纏まりすぎても、つまんないでしょ。
ボトムスには、以前のコーデでも登場した、モモニのパンツ。
キッチュなプリントのパンツはシルクで、艶のあるすっきりシルエット。知ってる?シルクって意外と暖かいんだよ。
トップスとボトムスは、素材と色味を真逆のコントラストにして、モダンな雰囲気に仕上げるのがコツ。白がのっぺり間延びせず、スタイリッシュに決まるのだ。小物とネイルの赤で、色を刺すのも忘れずに。
Hirokoさんの冬のホワイトコーデ、こんなん出ましたけど、如何でしょうか?
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