スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

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冬がやっと終わります。やっとなんて言ったら、冬に失礼でしょうか。「夏がやっと終わりました」とは思わないから、やっぱり冬に失礼か。

 

とは言っても、季節は間違いなく進み、冬がやっと終わりそうです。そのタイミングで思うこと。冬から春へシーズンが移り変わるこのタイミングで、バッグの2個持ち、もしくは1つだけで持つときも、「超ビッグサイズ」が気分です♡ なぜなのか考えてみると。

季節の変わり目は、カシミヤ、コットン、レザー……こんなふうに、素材をミックスしてコーディネートします。さまざまな表情がレイヤーされた着こなしに、バッグも異素材ミックスをしたくなる! そして、バッグは小さければ小さいほどコンサバティブになるので、それを身体のシルエットから飛び出るくらい大きくすることで「カジュアル感」が加わるから! と、勝手に自己分析しています。

最近ヘビーにローテーションしているのは、実はもう3年目のアライア、アルティーダ ウードで頂いたビッグエコバッグ。そして、最近購入した、ミラ オーウェンの横長バッグ。大きなバッグを持つだけで、なんだか気分がふわりと飛び立つような感覚になるのはどうしてかな? 荷物がたくさん入って重いはずなのに(笑)。自分の手の中に「自分の人生がある」感じ。なんか好きだ! むかしむかし、女性は小さなバッグだけで出かけていました。支払いを含めて、男性に人生を預けていたので、口紅と手鏡とハンカチが入るくらいの大きさで充分。その後、女性の社会進出が活発になった1980年代から、バッグはどんどんサイズアップしたのです。(その反動か最近はマイクロミニもありますが(笑))そう、バッグのサイズは、「心の自立」のしるしだなあ、なんて。だから、大きなバッグは私にとっては自由への翼なんです!

と、ちょっとというか大分話がそれました。着こなし的にも気分的にも、「超ビッグサイズのバッグ」活用しています。
 

大草 直子

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色を揃えてベージュ系で。パール付きのシャネルのバレエシューズと強いレオパードのコントラストを、ビッグバッグがつないでくれます。
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まだ冬のバッグとブーツ。エコバッグが加わると、一気に春めきます。小さなバッグとブーツはピエール アルディです。


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