3 ひとりでいることが苦手なさみしがり屋さんは要注意


単身住まい目線になってしまうのですが、これまで当たり前のように顔を合わせていた友人や職場の人たちと物理的な距離が生まれることによって、当然ながらひとりの時間が増えます。仕事帰りに誰かとさくっと飲みに行ってタクシーで帰る、なんて日常からはかけ離れた生活になります(時節柄、東京でもそんな感じかもですが)。

それをネガティブにとらえ孤独に感じてしまうと、単身の湘南移住はちょっと厳しいかも。東京暮らしの“賑やかさ”と引き換えに“静寂さ“を手に入れたおかげで、じっくり内観したり、自然のパワーを感じたり、食のありがたみに気付けたり……と、“普通の暮らし”の中に豊かさをたくさん見つけられるんですよね。それってすばらしい財産だよなぁと思うのです。

愛すべき友人らとすぐ会えないだけで心の距離は変わらないし、なんなら一時間ちょい電車に揺られれば会えるわけだし、こっちで友人ができる可能性だって秘めてますから。

太陽の光に照らされキラキラと輝く海を横目に、果てしなく続く湾岸線を自転車で爆走するのが最高に気持ちいい

葉山から茅ヶ崎まで、一口に湘南といっても町によって風土がまったく異なる、日が落ちると一気に人気がなくなるので夜道を歩くのが怖い、海の近くは湿気がすごくてブーツやカバンにカビが生える、部屋に砂がたまるなど、津波のリスクもふくめデメリットと呼ばれるものはきっとたくさんあります。

けれど、総じてわたしは一度たりとも「失敗したな」と感じたことはないどころか、未だに毎日「引っ越してよかった!」と思っているレベルで満喫してます。無責任なことは言えませんが、勢いで移住したわりに「意外とイケた」というのが個人的な感想。数少ない移住仲間も似たような意見でした。

湘南移住を考えている方がいらっしゃったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
 

 
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