コロナ禍で在宅ワーク、外出自粛などで、ごはんを作る回数が圧倒的に増えた! という方が多いのではないでしょうか? これをきっかけに家族みんなが自分で作れるようになったらいいですよね。新しい生活様式になって求められるのは“自炊力”! まずは簡単な料理からやってみましょう。

慣れていないと包丁が怖い! 火が怖い! と思うことも。 なので最初は包丁も火も使わない料理からスタート。 一口大にカットしてある唐揚げ用の鶏もも肉を使い、キャベツは手でちぎればOK。 レンジで加熱すれば、人気の韓国料理「チーズタッカルビ風」が10分で完成します。肉も野菜も摂れるので、この春から新生活を迎える人にもおすすめです。

のっけるだけ、チンするだけでも立派な料理です。 やってみて、おいしければもっともっと料理がしたくなるはず。 料理の困った! に答えてくれると評判の上田淳子さんの『初めてのひとりキッチン』からレシピを紹介します。

 

 材料(1人分)
鶏もも肉(から揚げ用)… 150g
キャベツ … 大3枚(200g)

A
|コチュジャン … 大さじ1
|しょうゆ … 小さじ1
|にんにく(チューブタイプ)… 10cm(小さじ1)
|白すりごま、ごま油 … 各小さじ1

ピザ用チーズ … 50g

 


 作り方 
① 鶏肉はパッケージのラップをはずし、トレイに汁があれば捨てる。 Aを入れ、しっかりからめる。

 

② キャベツは一口大にちぎり耐熱皿に敷く。 ①の鶏肉を重ならないように広げのせる。 ふんわりラップをかけて電子レンジで4分加熱する。

 

③ ②の皿をいったん取り出し、ラップをはずして全体を混ぜ、チーズを散らし、ラップをせずに再び電子レンジで2分加熱する。

 
 

『初めてのひとりキッチン』
著者 上田淳子

料理の「困った!」にお答えする、助っ人料理人の新著
最近は特に外食の回数が減って、自分で作らなければいけないことが増えています。 新しい生活様式のいま必要なのは、自炊力! でも家庭科で習って以降、料理をしたことがない。 テレビやSNSで作っているのを見て、かんたんにできそうと思っていたけれど、いざ始めようと思ったら、どうしていいのか見当がつかない……。そんな人も多いのでは。
本書は自分が食べるものを用意するために、食材を買って調理できるようになることを目標にした料理の「超初心者のための本」です。のっけるだけ、チンするだけでも立派な料理。 火も包丁も使わない料理も。 わかりやすいプロセス写真つき。 ひとり暮らしを始めた人も、シニアでこれから料理を始めたい人もぴったり。 白ご飯にあうおかずが豊富に載っています。

 

プロフィール
上田 淳子(うえだ・じゅんこ)

兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究職員を経て渡欧。スイスのベッカライ(パン屋)を始め、フランスの三ツ星レストランやシャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで修業を積む。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。双子の男子の母であり、自らの子育て経験と知恵を生かした作りやすい家庭料理レシピが好評。また料理に興味をもった人たちに寄り添う目線で、初心者にもわかりやすく、作りやすいレシピも多いと人気。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(ともに講談社)、『おいしくなって保存もきく! 塩糖水漬けレシピ』(世界文化社)など著書多数。

撮影/斎藤浩(本社写真部)
スタイリスト/坂上嘉代