「年を取るのが怖い」アラフォーで直面した加齢コンプレックス

 

実は私、30代前半くらいから、「年を取ることが怖い」という加齢コンプレックスに悩まされています。女性はみんな「できるだけ若く見られたい」という思いがあるものかもしれませんが、何年も前から私は、周囲の友人よりその傾向が強かったのです。

現在39歳なんですが、一時は、年齢を人に言いたくない思いがあまりに強すぎて、年齢を聞かれると「非公開です」という謎の答えを返していた時期すらありました。逆に困惑されるので、今はちゃんと年齢を答えるようにしています。

といっても、(近頃のアラフォー女性の多くがそうかもしれませんが)そもそも実年齢以上に見られることは普段は全くありません。ところが37歳を過ぎたあたりから、一気に加齢のスピードが早まった気がします。

人間だもの、そりゃ歳を取ったら老けるに決まってるんですが、最近はiPhoneの自動機能で、数年前の写真が勝手に表示されますよね。それで過去の自分を見て、「わ、やっぱ私老けたな……」と落ち込んでしまうんです。

ここ1年で何より気になっていたのが、クマ(目の下のたるみ)でした。

 


インスタにつられて手を出した、整形の第一歩


そんな矢先、目に飛び込んできたのが、ある1件のSNS投稿。インスタグラマーで20代の友人が紹介していたのですが、彼女がまさに美容外科でクマ取り手術を行ったというのです。

 

「まだ20代でももうこんな手術をしているなんて! 一方で、まもなく40歳の私は一体何をしているんだ!」という謎の焦燥感を抱いてしまった私。まずはカウンセリングに行くことにしました。

そこで勧められたのが、経結膜脱脂法という手術でした。クマ(目の下のたるみ)の原因となっている眼窩脂肪を取り除くというもので、メスを使わずにできるため、「切らないクマ取り」というキャッチフレーズがついていました。

さらには、脂肪を取り除いた分、目の下の皮膚がシワになりやすいとのことで、ヒアルロン酸の注入も勧められました。目の下だけでなく頰にも注入すると、目元から頰のラインがふっくらしたカーブを描き、よりいっそう若々しい印象を与えるとのこと。

説明を聞いているうちに、あれほど固く心に誓ったはずの「注入系はまだやらない」という自分との約束をすっかり忘れ、ヒアルロン酸を入れる気満々になっていました。

その日はカウンセリングのみで帰る予定でしたが、なかなか熱心なセールスに負け、また「ダウンタイムは軽いので、翌日から出かけられます!」というカウンセラーの言葉に流されて、その日そのまま手術をすることに決めました。美容には、勢いだって必要なんです!!

……と、思ったのですが……。この判断が、どうやら大間違いだったようです。

まず驚いたのは、ヒアルロン酸の注入ってめちゃくちゃ痛いんですね。痛みの感じ方は人それぞれのようですが、私は思わず涙ぐんでしまうほどでした。

みんなこんな痛い思いを乗り越えてヒアルロン酸を入れていたのか……。美への道のりは平坦ではないのです。