今まで一度も嫉妬したことがないという人はいますか。
「嫉妬はやめよう」と言うのは簡単ですが、実際はかなり難易度の高いもの。だから、「嫉妬したときの対処法を知る」ことのほうが大事なのです。
嫉妬心と上手に付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか?


自分の嫉妬心に気づくことが大事!

 

嫉妬には、「恋愛によるヤキモチ」と「自分よりも優れている人に対して妬む思い」の2種類があります。今回のテーマは、後者について、です。
人を妬ましく思い、嫉妬心を抱くのは、決していいことではありませんが、「誰もが抱くもの」だと割り切ってしまったほうがいいこともあります。

 

無人島に1人でいるわけではないので、日々、色々な人と関わる中で、自分と似たような状況の相手であればあるほど、自分と比べてしまうことはあるでしょうし、もし自分はうまくいっていなくて苦しい思いをしているのに、相手は成功を手に入れ、幸せそうにしていたら、「羨ましい!」と思ってしまうのは、ある意味、仕方のないことだと言えるでしょう。

逆を言えば、自分が嫉妬しているのに気づかないふりをしているほうがよくないのです。例えば、自分が嫉妬心を抱いているにもかかわらず、それを見て見ぬふりをしてしまうと、「不愉快な思い」だけを心が認識してしまうので、羨ましい相手の存在を否定し、自己を正当化してしまうことがあります。
そうすると、相手に意地悪なことをしても、「あの人が悪いから、やったのだ」と、相手のせいにしてしまうのです。それでは、自分がどんどん醜くなってしまいます。

世の中には、残念ながら、嫉妬している人の足をひっぱり、引きずり落とすことで安心しようとする人がいます。
そんなことをしていては、いつまで経っても成長しないし、残念な行為をしていることが周りに知られたら、評判を落とすことだってあるでしょう。
そういう人は、そもそも「自分が嫉妬していること」を認められません。単に「相手がイヤな人だから」「気に食わないから」などの理由で、相手を陥れることが、“自分にとっての正義”とすら思ってしまうことがあります。
人は、自分自身にも嘘をつくもの。だからこそ、日ごろからもっと「自分の心と向き合う」必要があるのです。

もちろん自分の嫉妬心を認めるのは辛いこと。だから、多くの人がそれを避けようとしてしまいます。でも、嫉妬していることを認められた時、ようやく一歩先に進めるのです。

ある意味、嫉妬するほど羨ましく感じる相手が現れた時こそ、「自己が成長するチャンス」です。なぜなら、「自分が欲しいものを持っている相手(=お手本)」が見つかった、ということでもありますしね。
そうしたら、やるべきことは「相手に嫉妬し、足を引っ張ること」ではないことは分かるはずです。

では、「嫉妬する相手に出会ったときにすべきこと」は何でしょうか。次のページで紹介します。
 

次ページ▶︎ 「人に嫉妬したときにやるといいこと」について

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