自分のミスを認めない人に悩まされている人は、意外といます。素直に非を認めて謝ってくれれば、先に進めるのに、そういう人は他の人や環境のせいにして、責任転嫁をしてしまうことも多いので、トラブルを大きくしてしまうことがあります。
もちろん私たち自身も、ときに素直に謝れないこともあるでしょう。自分のミスを認められない人に「欠けているもの」とは、何でしょうか。


「自分の失敗を認められない」理由とは?

 

「自分の失敗や落ち度を認められない」ケースには、どういったものがあるでしょうか。例えば、これらのようなものがあります。

・仕事のミスをすると、「スケジュールがギリギリだったのが悪い」などと、自分以外のせいにする。
・自分が予約のミスをしたにも関わらず、「お店のほうが間違えた」と、お店のせいにする。
・仕事でもプライベートでも、「やります」と引き受けたにも関わらず、結局、やらないままズルズルと引き延ばして、うやむやにして逃げようとする。
など。

自分のミスを認めない原因は、いくつか考えられます。例えば、「自分が有利な状況に物事を進めたいから」「逃げ癖があるから」「自尊心が低いから」などがあります。
「自分が有利な状況に物事を進めたい人」は、策略家なので、逆に謝ったほうが有利のときは、あっさり謝罪することもあります。だから、決して「謝れない人」というわけでもありません。

「逃げ癖がある人」は、面倒臭がりであるか、もしくは対応力(あらゆることに柔軟に対応し、解決できる力)が低いことが原因であることも。どちらにせよ、「逃げたほうが得」だという残念な発想を抱き、責任を取らないで「逃げる」という方法をとってしまうのです。
なかには、今まで「障害に立ち向かって、乗り越える」ことを学ばないまま過ごしてきてしまっている人もいるでしょう。

「自尊心が低い人」は、「自分のダメなところを認めてしまうと、自分の存在価値が損なわれる」と思っているから、ミスを認めるのを恐れます。プライドが高い人も多いでしょう。

そして、自分の失敗を受け入れない人は、この「自尊心の低いこと」が原因であることが少なくありません。
では、そもそもこの「自尊心」とは何でしょうか。どうして低くなってしまうのでしょうか。次のページで紹介します。
 

次ページ▶︎ 「そもそも自尊心とは何なのか」について

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