スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
久しぶり! の二泊三日の国内出張。鹿児島に寄せて頂きました。取材目的だったのですが、当然(笑)、タイトなスケジュール。着いてすぐに移動、取材開始。夜も現地の方と、取材兼食事。2019年、毎月のように行っていた海外出張はこんな感じでしたが、やっぱり瞬発力は鈍るのね(笑)。道中ワタワタし、そして帰宅した後は、ぐったり疲れてしまった。
さてさて。今回、一泊は鹿児島市内、次の日は取材後奄美大島に――みたいに、移動が多かったので、とにかく荷物は最小限に。ゴヤールのバッグ1つにすべてを詰め込みました。省荷物にするためには、スキンケアを小さくするのが一番。詰め替えして、というのも手ではありますが、それでも重い。ということで、今回は、パウチ状のものを持参。これ、サンプルではなく、いつも使っているスキンケアの――というのがポイントです。そうしないと、ただでさえ揺れる旅先の素肌が、一層アンステイブルになるからです。
マストだったのは、日常の定番のリアのラインナップ。一包に結構入っているので、実は贅沢使いができます(笑)。いつもより量を使うことで、肌は喜んだりして。ヘアケアはイトリンのセットを。ちょうど三回分あったので、パーフェクト。鹿児島の炭酸泉にも入り、帰京次の朝も、特に問題なくスタートできました。出張後、不安定に傾いた肌や髪のベースアップをするのが大変なので、ここ実は大事です。
そして持って行った、ニットストールが大活躍。というのも、「南に位置する、けれど寒い!」みたいな大どんでん返しに怯えて、厚手のコートを持参してしまったら、逆どんでん返し(笑)、超暖かい! 車で移動、取材――も、ニット一枚(一日は半袖)+このストールでパーフェクト。奄美大島などは、ビーサンでもOKなくらいでしたよ。私たちが帰った後は、雨、寒波だったそうで、良かったあ。某超有名(長っ)ヨーロッパブランドも使うカシミヤシルクの一枚は、ボーダーのニットも愛用しているvandoriという日本のブランドのもの。正方形なのも使いやすく、ケープみたいに羽織ったりしていました。あ、機内でも大活躍ね。黒を買いましたが、グレーも良いなあ、と密かに狙っています。
そうそう、着ている服は黒一色にすることで、最少のアイテムで旅先コーディネートが完成。スニーカーを持っていきたかったなあ、というのだけが心残りでしたが、まあ、良しとしましょう。こういった旅の諸々も、やっぱり「慣れ」よね。早く以前のように慣れたいな。
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