スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
エルメスのカレ ジェアン140。シルクカシミヤのしっとりと柔らかな質感で、カーディガン代わりにもなる大判。38歳の時に、Graziaの大草直子特集が決まり、気持ちを引き締めるために購入しました。11年経って、また超活躍中。40代半ばは、なんか迫力マダム風になって、その強さを当時の私は持て余していたけれど、今はまた楽しくコーディネートしています。
オレンジ、ブラウン、パープルネイビーと、ベーシックだけ、とは言いづらい配色ながら、なんか、いろいろに合ってくれる! ブラウンをマルベリーのバッグにリフレインすれば、なんか、それこそ11年前も、変わらず好きなスタイルに。違うところと言えば、足元がブラウンからトープ色になったことと、サングラスの色が軽やかになったことくらいかしら。
実は大学時代からの友人、陽子の旦那様に藍染してもらおうと思っていたのだけれど、なんか、このこっくりした感じ、まだこのままで良いかもね。
デニムやスウェットにも合わせたいな、と思っています。
寒すぎず、けれど重ねられる、大好きで繊細なタイミングです。
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