2020年の冬至から「風の時代」に変わり、1年が経ちました。これは、西洋占星術のお話で、社会に影響を与えると言われる木星と土星が同じ位置で重なる「グレート・コンジャクション」が水瓶座(風のエレメント)で起きたことで、220年続いた「土の時代」が終わり、「風の時代」へと変わったということです。
占いに興味がない人にとっては、おとぎ話のように聞こえるかもしれませんが、「風の時代」になったことで、社会も人も少しずつ変化が出てきています。時代の流れを敏感に感じ取る人たちは、この1年でどのように変わってきたのでしょうか。


「風の時代」の変化1:自分らしさを取り戻した

 

2020年にじわじわと社会を変えていったコロナウィルスの出現は、実は、占星術など星の動きを読む人たちにとっては、「宇宙の流れ」だと感じている人は少なくありません。

例えば、星読み係、ヒーラーのyujiさんの書籍『風の時代の未来予測』(講談社刊)では、次のようなことが書かれています。

<コロナショックを起点として、人類は“土の時代の課題”を卒業し、風という精神・知性・情報・内なる世界の探究をしていく時代に突入しました>

コロナによって、私たちの生活は大きく変わりました。それがなぜ起こったのかというのはさておき、ただただ偶然だったのではなく、広い意味で言えば、「宇宙の流れ」であったのかもしれません。
だから、コロナによって生き方や意識が変化した人は、「風の時代」に合った生き方に変わっていっていることも少なくないのです。

 


「風の時代」のキーワード……自由、平等、柔軟性、情報、知性、精神性


「土の時代」は、お金、物質、地位、結婚という形など「目に見える形で豊かになること」を望む人が多い時代でしたが、「風の時代」のキーワードは、自由、平等、柔軟性、情報、知性、精神性など。まさに“風”のごとく、目に見えないものの価値が高まり、軽やかに生きていくことが求められる時代になのです。

例えば、コロナの影響によって、職業にもよりますが、リモートで仕事ができるようになり、働く場所が「自由」になってきましたし、それに対応するための「柔軟性」を求められるようになりました。
さらに、飲み会などの付き合いがなくなったことにより、自分の時間や家族の時間が増え、自分らしさを取り戻した人は少なくありません。1人の時間が増えることで、自分の心と深く対話するようになった人もいます。
実はこの「自己と向き合う」という行為も「風の時代」ならでは、なのだそうです。

<“自分と向き合う”という行為は実は風らしい行為でもあるので、どうしても今まで通りのルーティーン、マインドセットを持つ人たちには歓迎されづらいものなのかもしれないとも思うのです。>
『風の時代の未来予測』(講談社刊)より引用

また、コロナの影響により、テレビや新聞など主要メディアだけではく、自分でも情報を調べ、自分なりの考え、答えを持つ人が増えてきました。これも、「情報」がキーワードである「風の時代」の影響かもしれません。

私たちは無意識的に「宇宙の流れ」、そして「風の時代」に沿った生き方になるように変化していると言えます。逆を言えば、「風の時代」にマッチしていかないと、だんだん生きづらくなってくるところはあるでしょう。

「風の時代」になってから、日常的に目にするようになったキーワードといえば、「多様化」です。今までは学校でも社会でも、「みんなと同じであること」が求められてくる場面が多かったものですが、それとは真逆のことです。
これもまた「風の時代」ならではの変化だと言えるでしょう。それについては、次のページで紹介します。

次ページ▶︎「多様性が求められるのも、『風の時代』ならでは」について

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