業務を「いかにしてやり遂げたか」に着目を

 

ここからはKさんの実績を探るために、会話形式でお仕事のエピソードをお聞きしていきます。質問の太字箇所は、ご自身に質問を投げかける時の参考にしてみてくださいね。

 

島谷:現在のお仕事は特許事務ですが、自分なりに工夫したこと、周囲から褒められたことなどはありますか?

Kさん:部署の人員が少ないこともあり、特許の業務については主に私が担当しています。ある程度ルーティンが決まっていて、それに則って進めていますが、特許を扱っているので突発的な申請依頼も多くて……。そんな時もなるべく申請者の希望に沿うために、業務を入れ替えたり、各所に掛け合ったりして、フレキシブルに対応するようにしています。

島谷:普段から業務フローを整備されているからこそ、為せる技ですね。他の事務のお仕事では、データベース関連の業務もされていますが、苦労したことはありますか?

Kさん:就労前は「データベース管理システムの抽出作業の仕事」と聞いていたのですが、実際には「データベース同士を連携させる仕組みを作る仕事」でした。データ構築はほとんど経験がなかったもののやるしかない状況下だったので、社内の色々な人に聞いたり、自分自身で勉強したりして、なんとか完成にこぎつけた思い出があります。


お話を伺ったことではじめてわかったKさんの最大の強みは、イレギュラーな案件にも対応できるフレキシブルさ。そして、どんな環境下でも仕事を最後までやり遂げる力です。

これらを、「業務フローを整備」「円滑な業務を推進」「知識を習得」などの言葉に言い換えて、職務経歴の実績に落とし込んでいきましょう。