「幸福度」をAIが測定する時代が到来!?


本書ではヘルスケア分野のみならず、人間に幸福をもたらすAI技術「ハッピーテック」についても紹介。「ハッピーテック」とは、人工知能が人の表情や生体データ、行動などのデータを分析して、喜び、怒り、悲しみ、戸惑いなどの感情をジャッジする技術。利用する人の感情に応じて、製品をパーソナライズすることが可能になるのだそう。

このハッピーテックは世界中で開発が進められており、その活用先も広範囲にわたることが想定されているといいます。

感情推定により空間が人に寄り添える(図:日経クロステック) (『日経テクノロジー展望2022 世界を変える100の技術』P195より)

「自動車、街、学校、住居、職場、スタジアム・アリーナや劇場などあらゆる空間に導入される可能性がある。感情推定技術を人間が介在する様々な空間に適用することで1人1人に寄り添った製品やサービスを提供し、幸福(喜び)というゴールに近づける。

 

現在はカメラや種々のセンサーの情報の分析を通じて感情を推定できつつある段階だが今後の技術進化によって近い将来、日常生活の様々な空間で製品やサービスの利用者の感情を読み取って適切なフィードバックをリアルタイムに返す世界が訪れる」