ペールトーンのブルー+フレアースカートのガーリーなニュアンス

2012年9月14日、アジア歴訪。マレーシア、クアラルンプールを訪問。 ワンピース/テンパリー・ロンドン パテントの靴/L.K. ベネット 写真:Shutterstock/アフロ

最後は、最も可愛く、若々しさが漂うこちら。ボートネックに、膝丈のフレアースカートと、全体のシルエットはフィット&フレアーでガーリーな印象のワンピースです。
総レースも、見頃は裏付き、袖には無しと、裏地の有り無しによって、レースの見え方を変えたデザイン。袖の肌見せによって子供っぽくならず、大人の女性でも似合うワンピースになっています。靴もパテントのヌードカラーにして、全体を上品に控えめにまとめられたコーデです。

 

これは、マレーシアを訪問中ティー・パーティーに出席された際のファッションですが、これからの季節にもピッタリですね。白やネイビーのジャケット、カーディガンなどを羽織りながら、春らしいレースを取り入れですね。

こう見ていくと、レースそのものの色は勿論ですが、裏地との相性が、見え方のキーになります。
レースと裏地が同系色なら、派手にならず自然に。例えば、レースと裏地がヌーディカラーやパステルカラーは上品でロイヤル風。1枚で華があり、きちんとシーンから結婚式まで幅広く活躍してくれます。一方、レースと裏地がダークカラーならシック。同系色のジャケットなどを羽織れば、お仕事スタイルにも。パールなどジュエリーとのコントラストで、一気に華やさも増します。

かたや、ワンピース1枚で華やかに見せたいなら、レースと裏地の色が異なるコントラストのあるものを選べば、一気にゴージャスな雰囲気になります。

年齢もシーズンも関係なく、いつの時代もレースは女性の憧れ。そして永遠の素材です。

構成/高橋香奈子


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