こんにちは、ブランディングディレクターの行方ひさこです。ものぐさなわたくしの日々、そして身の周りにある「もの」との付き合い方などをゆるゆると綴って参ります。

今日は、引っ越しして半年ちょっと経っても全く変わらないお部屋について。

 

去年の10月末に引っ越したので、かれこれもう半年と少しになりますが、相変わらず家具が増えない! というかなかなか購入に至れないというか。

家具は一生共にできるものをお迎えしたいなと考えているのですが、本当に欲しいものは高価すぎるのと、レアすぎてなかなか出会えない! といった状況が続いていて、引っ越し当初を維持してしまっています。

 

うちのお姫様が気持ちよくお昼寝をしているこのダイニングテーブルは、以前より使っているもの。引っ越しを機に新調したかったのですが、希望のものが見つからなくて今に至ってしまっています。希望のものを手に入れるまでのしばらく間は、段ボールの机で生活するのもストイックで良いかも、と思い切ってどなたかにお譲りしようかと思っていましたが、もしあの時譲っていたら半年経った今でも段ボール生活だったかもしれません。私だったらあり得る話しです。

 

引っ越したての時に遊びにきてくれた友達たちは、「家具が揃ってお部屋が出来上がるの楽しみだね。また、その頃に遊びにくるね!」と言ってくれていましたが、半年以上経って何も変わってないとは想像もしていなかったことでしょう。もはやこの家はずっとこのままなんじゃないかって、私自身が不安に思っています(笑)。

前のお家に引っ越した時は、ホテルライクな暮らしがしたいと思っていました。大きなワンルームとキッチンというシンプルな空間だったのですが、家具は、写真の右側に写っているダイニングテーブルとベッド、本棚のみ。お気に入りだったソファは先代猫のトイレと化して、何をしても臭いが取れず泣く泣く手放しました。


自宅は寛ぎの場所であり、デザインしたり、ディレクションしたりする仕事を多くしていたので、読書などのインプットやデザイン画を描いたりするアウトプットの場所でもあります。

 

表向きの時には少し隠している、ものぐさで怠惰な自分を曝け出しても良い場所にしておきたくて。ただでさえ情報の渦の中に生きているようなものなので、語りかけてくるものが少ない方が良いのです。

心が無防備でいる時に、情報がバンバン目に飛び込んでくるのを受け入れられるほど寛容ではないとわかっているから、アートも自宅用には主張しすぎないものをと思っていますし、生活用品はできるだけ片付けておきたいのです。

この部屋を決めた時から、この一面に長いローチェスト置く予定だったのですが、天井に取り付けるタイプのプロジェクターを購入して映画を頻繁に観るようになったことで、一旦保留に。やっぱりお部屋作りが進まない(笑)。

 

とはいえヨガ教室を開くわけではないので、そろそろもっと居心地よく暮らせる空間を作りたいわけです。40代後半になり、そろそろもっと生活すること自体を楽しんでいきたいなと。ストレッチポールで背中をマッサージしながら映画を観るのもヘルシーな感じで悪くはないのですが、お茶やお酒を飲みながらきちんとソファに座って楽しめたらいいな。

 
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