【顔ツボ押し】肌荒れ・ツラい更年期症状を「フェイスマッピング」で乗り切る

27

顔を見れば体の不調がひとめでわかる
フェイスマップ


多くの女性が苦しんでいる、あごにびっしりとできたニキビ。思春期ニキビと言われていたのはもう昔の話です。大人になっても治ることはなく、コロナ生活でニキビが悪化してしまったなんてことも。「同じところに繰り返しできる理由はナゼだろう?」というような疑問を解き明かし、ベストなスキンケアへたどり着けるように考案したのがフェイスマップなんです。

フェイスマップを直訳すると「顔の地図」。顔のゾーン(反射区)と対応する臓器との関係性を示しています。ニキビがどのゾーンにできるかによって、その性質や原因が全く異なるんです。

例えば、額は腸のゾーンであり、額に集中してできるニキビは腸の不調、または腸が汚れるようなジャンクフード中心の食生活が関係していると言われています。他にもあごにできる頑固なニキビは子宮や卵巣などの生殖器のゾーン、頬は肺などの呼吸器の影響を大きく受けているゾーンというように、同じニキビでもそれぞれに性質が違うんです。

欧米では、顔に表れる肌トラブルとその位置から健康状態を読みとって、食事やライフスタイルを変えていくことを「フェイスマッピング」と呼んでいます。

こちらが体の臓器と対応している顔の反射区。東洋医学の「望診」の顔分析に基づく反射区になります。刺激をすると神経を介して臓器に伝わり、肌や体の不調にアプローチします。

こちらがフェイスマップです。これを見ると肌と内蔵との関係性がよくわかります。単なる肌悩みだけでなく、その奥に潜む臓器の健康状態を知ることができます。この機会にチェックしてみてください。

 

ニキビ、シワ、たるみ……
顔の位置からわかる体のサイン


●大腸
額の上部とまさにほうれい線の部分。大腸の働きが低下したり、便秘気味の人はほうれい線が悪目立ちするので要注意

●小腸
額の真ん中を中心とした広い部分。腸の動きが鈍くなると、額にニキビやシワが現れます。また腸は脳と密接しているため、額をケアすると自律神経を整えて脳にも効果的なんです

●肝臓
眉毛上部と眉間。眉間ジワが現れている人は特にお酒の飲みすぎに注意。肝臓の負担を減らしましょう

●膵臓
こめかみ部分と鼻筋の上部になります。鼻筋にシワやこめかみに肝斑がある人は、膵臓に負担がかかっているのかも。お酒や甘いものなど糖分を控えてみて

●胆のう
目尻の下部分。ゾーンとしては小さいのですが、目尻のシワが気になりますよね。こめかみに小さなイボができていたら油を控えましょう

●腎臓
目の下全体。目の下のくすみ・たるみは塩分過多で悪目立ちするので気をつけて

●胃
頬の中心を占める部分。頬骨を押すと痛みが生じる場合はコリやむくみが原因で老廃物が溜まっている証拠。胃に負担がかかっているので、食生活の改善を

●肺
頬の下方部分がカサついたり、かゆみがある人は呼吸が浅くなっていませんか? 長時間のデスクワークで同じ姿勢のままでいると、消化器系に負担がかかるので注意して

●生殖器
口まわりのトラブル・頑固なあごニキビなどはホルモンの乱れが原因です。婦人科系の病気もフェイスラインに症状が現れるので要注意


エイジングサインや肌荒れに悩んでいる人・慢性的な体調不良・更年期真っ只中の人もこれから迎えようとする人も、顔の症状を見ればどの臓器が不調なのかがひと目でわかるのです。それで反射区に合わせたオリジナルのツボ押しマッサージを開発しました。ツボを刺激することで滞っている臓器に働きかけます。毎日のケアで肌と体を整えて、いつまでも健康でありたい……その想いで作ってみました。毎日1分のツボ押しで、肌と体、そして心のケアをしてみませんか?

次回は、肌の不調を解消する簡単ツボ押しマッサージ実践編を紹介します。

SalonDataKAOYOMI  東京都渋谷区千駄ヶ谷1-9-11 フレンシア外苑西104


【mi-mollet Beauty Awards 2022春夏】美容賢者が選んだ名品化粧水8選
▼右にスワイプしてください▼

【mi-mollet Beauty Awards 2022春夏】美容賢者が選んだ名品化粧水8選
① ITRIM エレメンタリー フェイシャルローション
② エスティ ローダー マイクロ エッセンス ローション BF
③ SUQQU アクフォンス ハイドレイティング ローション エンリッチド
④ ポーラ B.A ローション イマース
⑤ ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX
⑥ THREE エミング ローション R
⑦ ディオール カプチュール トータル インテンシブ エッセンス ローション
⑧ ネロリラ ボタニカ ブライトニングモイスチャーローション

モデル/前田紀至子
撮影/恩田亮一
ヘアメイク/山下美紀
取材・文/長谷川真弓
構成/國見香

 

 

第2回「鍼灸師が指南!美肌のツボを綿棒で。目元のたるみ、眉間のシワがフェイスマッピング術で解決できる!?」>>

第3回「睡眠不足、便秘、胃もたれ…自分でできる「綿棒ツボ押し」5種【鍼灸師監修】」>>

関連記事
【実践編】鍼灸師が指南!美肌のツボを綿棒で。目元のたるみ、眉間のシワがフェイスマッピング術で解決できる!?>>

顔のたるみ、むくみに速攻ケア!40代の今だから効果を実感できる簡単マッサージ法>>

【パニック障害】女性の発症は男性の約3倍。”症状を和らげる呼吸&ツボ”とは>>

【お尻ほぐし】更年期障害、婦人科系の悩みに効く「仙骨ケア」とは>>

【チェックリスト】医師が教える更年期症状のサイン>>

  • 1
  • 2