レギュラー出演中の『ぐるナイ』「ゴチになります!」ではキュートでとぼけた一面を披露。10月から放送開始のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』への出演が決まるなど絶好調の高杉真宙さん。ミモレ世代の間でも「気になる!」という声が着実に広がっています。

現在26歳。はたして高杉真宙とはどんな人なのでしょうか。8月26日(金)公開の映画『異動辞令は音楽隊!』にちなんで、高杉さんの素顔を覗かせてもらいました。

 


落ち込んだときのキラーフレーズは、「ま、いっか」


――『異動辞令は音楽隊!』は現場一筋の鬼刑事が、警察音楽隊に異動になったことから始まるヒューマンドラマ。高杉さんは、音楽隊のサックス担当・北村裕司を演じています。いろいろとくすぶったところのある役柄でしたね。

そうですね。まあ、でも人間らしい人なのかなと。自分が演じたからなのかわからないですけど、すごくかわいらしいキャラクターだなと思いながらやってましたね。

――阿部寛さん演じる成瀬に反抗的な態度をとるんですけど、憎めないというか。

そうなんですよ。できるだけ観た方に嫌われないようにというか、かわいらしいなと思ってもらえるようにしたいなと思っていたんで、そう言っていただけてありがたいです。

――北村は音楽隊に対して「俺の居場所はここじゃねえんだ」というようなスタンスですよね。高杉さんもそんなふうにくすぶった経験ってありますか。

くすぶってるか……。なんだろう。僕のよくやっているゲームが、自分の持っているポイントをかけて相手のポイントを奪うものなんですけど。そのポイントを奪うことで自分のランクを上げていくんですね。当然負ければランクは下がるし、勝てばランクは上がるわけで。そのランクが低いときは、俺のランク帯はここじゃねえんだって自分の中で言い聞かせながら毎日ゲームしてます(笑)。

――僕の解釈が間違ってなければ、ランクが低いのって自分の責任ですよね。

まったくその通りです(笑)。もっと上手くなりたいなとくすぶっております(笑)。

――仕事でくすぶることはないですか。

仕事の場合、悪いのは基本自分ですからね。まあ、ゲームもそうですけど(笑)。くすぶったところで、その原因はすぐ見つけられる。だから、くすぶる意味があんまりないというか。根本的に落ち込むのってあんまり意味がないと思っている人間なので。落ち込むにしてもその日1日だけとか決めた方がいいよねって考えるタイプです。

――ポジティブですね。

僕、めっちゃポジティブですよ。あんまりネガティブな要素ないです。良くないですよ、ネガティブって。ネガティブになってもあんまり意味ないですもん。

――ポジティブになりたいけどなれないんですよね……。

そういう人におすすめしたいフレーズが、「ま、いっか」です。大抵のことは「ま、いっか」でなんとかなる(笑)。僕は19歳ぐらいから、落ち込んでも「ま、いっか」で気持ちを切り替えられるようになったんですけど、すごい便利なフレーズだと思います。本当、おすすめしたい、全人類に。

――お話を聞いていると、自分がコントロールできないことをいちいち考えても意味がないと考えるタイプなんですね。

そうですそうです。やらかしたんだったらやらかしたで、考えなきゃいけないのはそこからどうするかっていうことですからね。取り返すための努力をするしか方法はないですし、それが難しいんだったら、どうやったらそのミスによるダメージをやわらげられるかが勝負。どうしようもないことで悩むより、潔くあきらめて、謝って、次に向かう方が精神衛生的にもいい。あとは、同じことを次はやらないように気をつけるだけかなと。

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