簡易チェック! あなたはAタイプor Bタイプ?
――それをお聞きして、運動音痴の私もぜひ実践したいと思いました。「タイプに合った軸の乗り方」を具体的に教えてください。
山﨑 書籍に簡易チェックを掲載しているので、ぜひやってみてください。4スタンス理論は本来、4つのタイプをチェックするのですが、ここでは簡単にAタイプかBタイプかをチェックしてみましょう。
軸ポイントの違い。あなたはAタイプ? Bタイプ?
――私は完全にBタイプでした。
山﨑 チェック1、2でBタイプに当てはまった人は、軸ポイントが【首の付け根・股関節・土踏まず(足底)】(図では左側のP1、P3、P5)。Aタイプに当てはまった人は、軸ポイントが【みぞおち・膝・土踏まず(足底)】(図では右側のP2、P4、P5)になります。
たとえばBタイプは、首の付け根に軸ポイントがありますから、椅子に座る時に深く体をずらして、首の付け根あたりを椅子の背につけると安定します。一方Aタイプの人は椅子の背もたれに背中を預ける際、みぞおちの裏あたりを椅子の背につけた方が安定します。こうしたタイプの違いは、電車の吊革を持つ手にも現れるんですよ。吊革を持つ時、Aタイプは主に指先だけをひっかけますが、Bタイプは手のひらを密着させるようにしっかりと握るんですね。
タイプ別に「脳が安定する」ポジションがある
――お聞きすればするほど、私は典型的なBタイプのようです。AタイプとBタイプ、それぞれが「正しく立つ」には何を意識すればいいのでしょうか?
山﨑 先にご紹介した通り、さほどタイプを意識しなくても、土踏まずに骨盤を乗せ、頭を乗せることで安定した「正しい立ち方」になります。この際、上半身を固めず、リラックスすることが重要です。この立ち方ができると脳が安定し、脳が安定すると、呼吸が楽にできて体の可動域も広がっていきます。結果的に、Aタイプは軸ポイントであるみぞおち、膝、土踏まずが直線上に揃っていることになり、Bタイプは軸ポイントである首のつけ根、股関節、土踏まずが揃っていることになります。
椅子の座り方も、AタイプとBタイプでこんなに違う!
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