額と顔まわりをすっきり出して冬服コーデにスマート感を演出

 

木庭弥生さん

長めボブでもすっきりして見えるのは、センターパートに分けた前髪と外ハネの襟足でタイト感を意識しているから。ベースカットは切りっぱなし風のボブなので、毛先に厚みが残っていることで、外ハネラインもきれいに揃いやすいです。サイドは耳掛けして首筋を出すと、より今季らしさが上昇します。カラーはウォームブラウンをチョイスして、内側から潤いを演出する上品な質感に。
担当スタイリスト・伊藤千穂さん(Belle 表参道)

Side&Back
レングスは肩ギリギリのボブ。跳ねやすい長さの襟足を、あえてアイロンで外ハネにすると
一転してトレンド感のある印象に。

 Point 
ウォームブラウンで
冬らしい暖かみのあるツヤを投入

 

8トーンのウォームブラウンのカラーを全体にオン。ウィンターシーズンに似合う落ち着いた色合いは、肌もきれいに演出します。スタイリングの際、ヘアオイルをなじませることで、より輝きがアップ。乾燥しやすい季節でもしっとり潤いのある髪に。

 

アプリコットカラーを合わせた
甘く柔らかなAラインボブ

 

横木かつえさん・40歳

シャープでモードなボブが流行っていますが、親近感のある愛されボブを好む人には柔らかいスタイルがおすすめ! 顔まわりや表面は質感カットで浮遊感を与え、フワッとしたAラインに整えました。カラーは9トーンのアプリコットカラーをワンメイクでオン。イエベ肌に透明感を与え、明るく多幸感のある顔立ちに。
担当スタイリスト・保科真紀さん(uka 東京ミッドタウン六本木)

Side&Back
顔まわりはリップレングスでカットして段差をアピール。この一束があると、サイドから見たときに立体感が出て顔立ちにもメリハリ感が生まれます。

 Point 
毛先側はアイロンで
内巻きにスタイリング

 

毛先だけ大きめの内巻きパーマをかけると楽ですが、ストレートの人は、ブローの仕上げにアイロンなどでワンカールのクセづけを。その後、全体に手ぐしを通しながらヘアクリームを塗布すれば、ふんわり軽やかな質感に。

正統派のミニボブはピンクカラーで個性を楽しむ

 

生山アキさん・42歳

リップラインで直線的に切り揃えたミニボブスタイル。センターパート&耳掛けで今っぽいシルエットにスタイリングしました。ポイントとなるのは髪の色。全体をベージュピンクで整えたら、顔まわりに数束だけピンクカラーのハイライトをオン。黒やブラウンなどダークトーンの服でもパッと明るい表情に。
担当スタイリスト・畠山いずみさん(BEAUTRIUM265)

Side&Back
人気のピンクカラーは、顔回りを中心にハイライトで入れると肌を明るく、まろやかに演出してくれます。全体に被せたベージュピンクも艶が生きて、ハイセンスな印象です。

 Point 
ヘアオイルをグラデーション
に塗布するとトレンド感アップ

 

ヘアオイルというと、毛先を中心にたっぷりつけるイメージでしたが、担当の畠山さんいわく、「これからのシーズンは根元から先に塗布し、毛先はドライタッチにするとトレンド感がアップします。こんな風に少しだけ外しをきかせると、重い冬のファッションでもラフ感が出てハイセンスに」

乾燥が進むこの季節は暖かみのあるツヤ系カラーをチョイスすると、ボブヘアに冬らしいモード感とエレガントさが生まれて、こなれ感が上昇します。髪のツヤは肌の印象も左右しますから、肌コンディションがぶれやすい寒い時期こそ、ヘアデザインだけでなく髪色にも気を配りましょう。

Salon data
・Belle omotesando
東京都渋谷区神宮前3丁目5-4
tel. 03-3479-6656

・uka 東京ミッドタウン六本木東京都港区赤坂9丁目7-4
tel. 03-5413-7236

・BEAUTRIUM265東京都中央区銀座2丁目6−5

tel. 03-3562-6606

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撮影/古谷利幸
取材・文/小澤佐知子
構成/國見香

 


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