ファッションエディター松井陽子さんが、少しおしゃれしたい日に着たいマディソンブルーのニットを紹介します。
皆さんこんにちは。
お変わりなくお元気ですか。
いよいよ今年も最後の月。
……え? なんてことでしょう。
夏休みの終わりから今までの短かったこと!
駆け抜けるようにここまで来てしまった気がします。
でも、手帳を見直すと、「あんなこともあった、こんなこともやったね」と実はちゃんと積み上げた時間がありました。ほっ。なんだか、ちょっと安心。(笑)
そんな12月。そろそろ本格的なニットの季節ですね。
結構冷え込んだ先日、楽しい会がありました。スタイリストの斉藤くみちゃんと、エディターのほたちゃんこと発田美穂さんとの初めての集まり。ナチュールワインを飲み、食べて、しゃべって、大笑いする会。なんとも愉快な会です。二人とも忙しいのに、集まろう! から当日までの早いこと!(笑) 最高ね!
という流れからだと、その様子を写真でご紹介するのでしょうが。くー。写真を撮ることすら忘れてましたよ。
その日は、見事に3人ともニットでした。くみちゃんとほたちゃんは毛足の遊ぶモヘヤのクルーネック、私は以前もご紹介したトックのベビーアルパカのシアーでくりの深いニット。
おしゃれ気分も少しは重ねたい日だから、どこかクセのあるニットをそれぞれ選んでいたというのが印象的でした。
そんな脱無難なニットがあれば、冬はもっと楽しくなりますよね。年齢を重ねるたびに実感しています。大人にとって、ひとくせニットは冬のお助けアイテムだ、と。
かしこまり過ぎず、程よく気楽で。シンプル過ぎず、女っぽさもあった方がいい……。そう、探すのは意外と簡単ではないのです。
そんな中、見つけたのがこのニット。マディソンブルーのプルオーバータイプのニットです。
ゆったりしているけれど、シルエットは大き過ぎず。ざっくりとルーズな編み目から素肌がほんのりと感じられる、そんなデザイン。一見シンプルなようで、大人のためにちゃんと計算された一枚なのです。
マットではないので、黒でも重たくならないのも気に入ったポイントです。ほのかに透けるってなんとも効果的で、時には色よりも女っぽさが表現できる気がします。特に私の場合、夏の日焼けが落ち着く冬こそ明るいトーンを選ばないと、くすんでぼんやりということが多々。素材感も相まって、このところニットは明るい色しか選ぶ気になりませんでした。でもむしろ明るい色のニットより、素肌が感じられるニットの方がキレのいい女っぽさが感じられる気がします。
そして、なんと言っても黒のニットなのに無難ではないところ。真面目すぎず、お出かけ気分をひと盛りしてくれるのはやっぱりうれしいものです。
特にお食事の日は、テーブル越しに見えるのは上半身。コートよりも、ボトムスよりも、トップスが印象を作っているんですよね。着席する打ち合わせも、そう。……そう思ったら、多少の投資は必要なのか……?
……と、毎度のことながらお買い物を正当化するイクスキューズを並べてみましたが、このニットは私にとってのときめきアイテム! ワードローブに加えたことで、気分が上がったことは間違いありません。
寒さが苦手な私ですが、このニットと共に今年は楽しく冬を乗り切る予定です。単純だ(笑)。
さて、12月といえば、手帳を新調する時期ですね。
今年こそGoogleカレンダーにスライドしようとして、去年は手帳を買わずにいました。というのも、毎年愛用していたティファニーの手帳が販売されなかったからなのですが。
これを機にと、Googleカレンダーを使ってみたものの、頓挫して、慌てて1月の途中に手帳を買ったのも懐かしい記憶です。結局、Googleカレンダーも、新たなる手帳もなんとなく使いこなせるほどにも、愛用するほどにもならないまま、1年経ってしまいました。
自分の過ごした時間を行ったり来たりしながら、一目で確認できる手帳はやっぱり手放せないなってつくづく思います。デイリーのタイムテーブルだけでなく、私の場合は、頭の整理のためにちょこちょことメモも残しているので、それを見返すのもおもしろくて。そして同時に、改めてお気に入りの手帳の大切を実感しました。毎日携帯するのはやっぱり愛を持って接することができる、お気に入りに限るな、と。
そして、頭脳のキャッチアップも大事。苦手にせず、Googleカレンダーとももっと仲良くなりたいものです。
だから来年は潔く両方使ってみることにします。私にはきっと両方あってちょうどいいのでしょう。その前に、次なるお気に入りの手帳を探さねば……!
ニットといい、手帳といい。お気に入り探しが、尽きませんね(笑)。
それではまた2週間後に。
Good day!!
松井陽子
Yoko Matsui
Instagram: yoko_matsui_0628
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