落ち着きのある公務スタイル

2022年4月27日、キャサリン妃と英国王立産婦人科医協会を訪問。写真:ロイター/アフロ

こちらは、今年キャサリン妃と初めて公務をご一緒された時のアン王女です。
ティールカラーのドレスコートに、同系色のジャガードストールをサラリと掛けられたお姿がとても洗練され、しかも当然のごとくとってもエレガントです。靴は、黒でクラシックなデザインの歩きやすいローヒールを履かれ、華々しさよりも落ち着きのある公務スタイルが、さすがです。

無地のお洋服に織り柄の小物を合わせるテクを含め、シックでエレガントなリアルクローズがとてもお得意のアン王女です。

 

冬のコートスタイル

2016年3月16日、チェルトナム競馬場で開催のフェスティバルに出席。写真:Shutterstock/アフロ

最後はこちら。愛馬家アン王女がチェルトナム競馬場にいらした際のスタイルです。
季節感のあるリアルスタイルが基本のアン王女は、冬にはこんなケープをイメージさせるツイードのコートとベルベットのスカート。そして、お帽子にブーツといったスタイルも。英国調の素材に、メンズライクなお帽子、またパープル+ネイビーというカラーコーデがなんともお洒落です。

きちんと感は勿論あれど、リラックス感もあり、更にノーブルな雰囲気もある。こんな大人のロイヤルスタイル、憧れますね。全身バランスやカラーコーデなど、私達にも真似の出来るポイントあり。年を重ねて、ファッションに彷徨うお洒落好きさんにオススメです。

こうして見ながらアン王女のファッションから学んだのは、真の気品や華とは、洋服のデザインや色ではなく、内面の意志やそれを象徴する着こなし方だと実感しました。


構成/高橋香奈子
 

 


前回記事「【英国王室の定番コート】ダイアナ元妃の影響で、キャサリン妃が我が子に選んだ1枚は?」はこちら>>