恋愛&結婚をしたいと思わない「ポジティブな要因」


そもそも恋愛&結婚をしたいと思っていない人が、わざわざそれらをしようとしない「ポジティブな要因」には、どんなものがあるのでしょうか。

(1)恋愛&結婚以外に求めているものがあるから
(2)自分に合った生き方を目指しているから(“世間一般の生き方”を目指していないから)
(3)(真の)自立をしている人が増えたから

などが考えられます。

 

(1)恋愛&結婚以外に求めているものがある


人と深く関係を築き、それを維持するためには、それなりの時間と労力が必要となります。でも、その時間と労力を「別のことに使いたい」という人は、思いのほかいます。それは、仕事や趣味、人生の夢(目標)であったり、推し活やペットと過ごす時間であったり。なかには、そういった具体的なものはなくても、ただただ「自由を求めている」こともありますしね。

人生に正解はないので、なにを優先するのかは自由です。「恋愛(結婚)よりも優先したいものがある」というのは、悪いことではありません。その人にとってはそのほうが幸せなのであれば、それが正解なのでしょう。
そういう人が恋愛(結婚)をすると、よほど我慢強いパートナーでない限り、関係が壊れてしまうことが多いので、相手を巻き込まないためにも関係を深めないほうがいいこともありますしね。

 

(2)自分に合った生き方を目指しているから(“世間一般の生き方”を目指していないから)


(1)とつながりますが、「世間一般の生き方」を目指さなくなると、人は自分のペースで、そのときに欲しいものに向かって行動するようになります。
実は、多くの人が気づいてしまったのかもしれません。今までは、「恋愛して、結婚して、家庭を持つことが幸せ」だと教えられてきたけど、実際は、そういうわけでもなかった、ということを。

恋愛&結婚そのものは、100%幸せなものでも、100%不幸なものでもなく、人によって向き、不向きがあり、する相手によっても、幸せ度は変わってきます。
だったら、無理に求めなくても、「本当にしたいと思うような相手と出会えたらすればいい。そうでなければ、1人で楽しく過ごす」くらいに考える人も増えてきたのでしょう。
子供が欲しいのであれば、年齢制限は出てきますが、そうでなければ、今は60代以降でも結婚する人はいますしね。

個人的には、今後、ますます「(3)(真の)自立をしている人が増えたから」が理由で、恋愛&結婚しない人が増えてくる予感がしています。
それについては、次のページで紹介します。