「勝ち負け」にこだわりすぎてしまう人は意外といます。でも、世の中には、「勝たなくてもいい勝負」もあります。むしろ、「勝たないほうが損しない」ことだってあるのです。
どんなことが、“勝たなくてもいい勝負”だと言えるのでしょうか?

 

勝たなくてもいい勝負1:マウントをとられたとき

「勝たなくてもいい勝負がある」という考え方。マウントにはスルーを_img0
 

マウントをとってくる人は、「私はあなたよりも上だ」というアピールをしてきます。そんな相手と張り合って、自慢大会なんてしてしまったら、あとで空しくなるだけ。
そんなときは、同じ土俵に乗らないで、「へぇ、すごいね!」と相手を認めてあげながら、そろりそろり……と距離を空けていったほうが、無難なことは多いです。

そもそも本当の幸せ者は、自慢話をしません。人と張り合おうともしません。なぜなら、人にねたまれてしまう恐れがあるので、自分の中だけで幸せをかみしめていることも多いからです。

マウントをとってくる相手が「自慢すること」といえば、基本的に「自分がどれだけお金があるのか」「恵まれた環境にいるのか」など、“表面的なこと”が少なくありません。
そんな上っ面の部分が恵まれていても、心の奥底では満たされていないから、人に認められたくて、自慢していることが多いわけです。
そんな“心の乾いた相手”と張り合って、仮に勝ったところで、いい気分になるものでしょうか?
おそらく、すでに心が満たされている人にとっては、空しくなるだけでしょう。

心の乾いた者同士の「どちらが勝っているのか」なんて不毛な張り合いは、やめたほうがいいし、そんなことよりも、“自分の心を満たすこと”を目指したほうがいい。
自分の中に“「愛」という名の潤い”が足りないから、心が渇いていることが多いのに、争えば争うほど、愛は減っていってしまうでしょう。

心が満たされている人は、「マウント対決」に乗らない


心が渇いている人は愛情不足のため、人からの賞賛や好意を求めがち。それでマウントをとるといった、誤った手段をとってしまうことがあります。
本来は、まず自分で自分を愛で満たすことが大事。自分を労い、褒めて、リスペクトするのです。そうしたら、心に余裕が生まれてきます。

心が満たされている人は、たとえマウントをとってくるような相手が現れても、「この人は自慢をしているけど、本当は心が満たされていないんだ」と見抜くことができます。だから、同じ土俵に乗る気にならないのです。
もしかしたら、そんな相手に「優しい言葉」をかけてあげることができたら、相手も自分も少し心が潤うことだってあるでしょう。

他にも、“勝たなくてもいい勝負の相手”はいます。たとえば、「自分にとって大切な人」はそうでしょう。
大切な人と仲違いをしそうなときは、どうしたらいいのでしょうか? 次のページで紹介します。

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【漫画】マウントをとる人の本音とは
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