深い喪失感を乗り越えて、愛し合った二人


gacさん、こんにちは。gacさんも彼も配偶者と死別され、深い喪失感を理解し合えるからこそ、心から通じ合っていた――。そんなお二人の仲を割くかのような過酷な展開に、胸が締め付けられる思いです。過去の痛みを乗り越えて再婚まで考えていらっしゃったお二人にとって、愛の試練というにはあまりにも冷酷な出来事です。

そんな中、出産を控えた娘さんと生きることを選んだ彼は、とても真面目で誠実な方なのでしょう。亡くなった奥様が夢に出てくるのも、彼の強い責任感が見させているようにも感じます。そんな彼と本当に「お別れ」の選択肢しか残されていないかどうかは、gacさんが彼に対してどのように接するか、それによって別の道も見えてくるのではと感じています。

 

「待ち続ける」ことはプレッシャーになるかもしれない


娘さんと生まれてくるお孫さんという守るべき家族が増え、高額な返済と裁判も待ち構えている。そんな彼の状態は、容易に想像できないほど心身ともにいっぱいいっぱいのはず。生涯のパートナーでありたいと彼を支える言葉を伝え、待ち続けているgacさんの存在は、きっと彼にとっても大きな支えでしょう。ただその反面、事態の収拾が見通せない今の彼にとっては、「期待している未来は見せてあげられないかもしれない」というプレッシャーになっているかもしれません。

再婚を望むことも、待ちたいと思う気持ちも、それ自体はとても素晴らしい愛の形です。ですが、今の彼にはこれ以上、人生にかかわる「責任のやり取り」をする余力がないのだと思います。でもだからこそ、「あなたにしかできないこと」もあるのではないでしょうか。