オーディションに落ちて選択した道


子育てのネタを中心に発信する前は、舞台俳優として活動していたというこもちこんぶさん。芝居を始めたのは大学生時代に演劇部に入ったことがきっかけだそう。大学3年の時に、現在の夫となる男性が立ち上げた劇団に参加。社会人になってからも、アルバイトをしながら舞台俳優として活動し、その後芸人としての活動も始めました。

竹田こもちこんぶさん(以下、こもちこんぶ):実はお笑いを始めたのは30歳くらいなんです。ピン芸人で、一人コントみたいな感じでやっていました。芸能事務所のオーディション受け続けていたのですが、そのオーディションは本当は年齢制限があり30歳までしか受けられないんです。でも私は既に当時32歳。5歳くらいサバを読んでエントリーしていました。

@takeda_komochikonbu #無駄な時間との戦い#本日も家事育児お疲れ様です#4兄弟の母#竹田こもちこんぶ ♬ オリジナル楽曲 - 竹田こもちこんぶ



芸人として芸能事務所に所属する、という夢を持ち、オーディションを受け続け、最初は合格し続けたと言います。

 

こもちこんぶ:芸人として事務所に所属することをかけたライブが月に1回あり、何回か舞台を踏むと、所属できるという流れです。自分はそのうち所属できると思っていました。でも、受け始めて1年半くらいでばっさり落とされてしまったんです。それが34歳の時でした。もしオーディションに受かったら子どもを作らないで生きていこうと思っていたんです。

受かり続けたオーディションに、34歳で突然落ちる。そんな大きな出来事が、こもちこんぶさんの心境に変化をもたらします。

こもちこんぶ:当時結婚していました。今後どうしていくかということを考えて、子ども産むのか産まないのかという選択を迫られた時に、夫に「子どもを産みたい」って伝えました。そこで、俳優や芸人の世界からは足を洗いましたね。

オーディションに落ちる、という夢を追う人にとっては厳しい現実ですが、「落とされてよかった」とこもちこんぶさんは振り返ります。

こもちこんぶ:オーディションに落ちたから子どもを産み、子育ての経験をできました。人生の選択を間違わなかったんだと思っています。もしオーディションに落とされなかったら、おそらくテレビに出ることもなかったんです。