話を聞かない人はいますよね。そういう人は、一方的に自分の要望を押し付けてきたり……。
そんな残念な人と上手にコミュニケーションをとるためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

一番厄介な「話を聞かないタイプ」とは?

「話を聞かない人」の対処法3つ。なかには、「離れたほうがいい相手」もいる!_img0
 

まず、はじめに、今回の「話を聞かない人」は、“発達障害など脳の個性が要因”の場合は除きます。
人が「話を聞かない原因」はさまざまです。たとえば、気持ちが他に向いていて上の空状態だから、話が全く入ってこないパターンもあれば、自分の興味のないことはつまらないから聞きたくない、という子供っぽい人も。

ただ、たとえ聞きたくない話だろうが、きちんと話し合わなくてはいけない場面では、大人であれば大抵、「相手の話を聞かざるを得ない」と思って、我慢して聞いてくれることもあります。
でも、なかには、そんな大事な場面でも「相手の話を聞かずに、一方的に自分の意見を主張する人」もいます。

今回は、そういった「人の話を聞かないで、自己主張ばかりしてくる人」に当てはまる内容にしています。

話を聞かない人の対処法1:まずは相手の言い分を聞く


個人的に、「話を聞かない人」というのは、人一倍、「曲げたくない欲求」がある人なのだと考えています。
そういう人は、「自分の欲求をかなえられなかったら困る」という恐れを抱きがちであるため、自分とは違う意見の人の話は聞かないで、ただただ自分の要望を押し通そうとするところがあるのです。

そんな“こだわりの強い人”に話を聞いてもらいたいときは、まずは「相手の話を聞く」ことが大切です。
「あれ?」と思うところがあっても、話を端折らずに、きちんと相手の話を聞いたほうがいいでしょう。

もちろん話を聞いた後は、相手の言い分を全て聞き入れられるわけではないことも多いので、自分の要望を伝える必要が出てきます。
でも、そのときは、相手は言い分を話し終えた後なので、心が落ち着いていることも。
人は話を聞いてもらうと、「受け止めてもらえた」「分かってもらえた」と思い、「相手は、自分の良き理解者(味方)なのではないか」と感じられるようになってきます。
相手にそういう安心感を抱かせることができると、こっちの話も聞いてもらいやすくなることは多いでしょう。

ただし、相手が「私はAがいい」と言ったことに対して、「そうですか」と話を聞いておきながら、「こちらとしてはBでお願いします」と言ったら、相手は「この人は私の話を聞いていたのだろうか?」とがっかりすると同時に、怒りの感情も沸いてくるでしょう。

だから、相手の言い分に反する要望をお願いする場合は、「あること」ができていることが大切です。それは何でしょうか。次のページに続きます。

次ページ▶︎ 相手の要望とは違う提案をするときに大事なこと

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