負け組にならない! ダイエットを成功に導く方法とは?


「がんじがらめに決めてしまうとそれがストレスになってしまう」とダイエットをするうえで“マイルール”を作っていたにーよんさん。これからダイエットを始めようと思っている人たちに向けて、ダイエットを成功に導く秘訣を教えてください!

①あえてカロリー・糖質制限をせず! 
カロリーで見るよりも痩せの黄金比で食べているかを意識して食材を見る方が脂肪だけを減らすには良いと思います。痩せの黄金比で食べていれば、カロリーをオーバーすることも少なく、栄養もバランスよくしっかり摂ることで脂肪燃焼しやすくなりました。

体重がピーク時だった時、体脂肪が45%もあったのに貧血持ちで「太っているのに貧血ってどういうこと?」と。ダイエットする前の食事を振り返ると揚げ物やカップラーメン・菓子パン・スナック菓子などを食べていたんです。カロリー過多、だけど栄養は一切ナシ。今思えば自業自得でした。

②三食、必ず食べること
1日1食ダイエット・16時間ダイエットは個人的には悪くはないと思います。ただ、私は三食しっかり食べたほうが痩せました。毎食しっかり食べるとおやつを食べる余裕なんてなくなります。その代わり、食事時間は特に決めずに、夜遅くなっても寝る直前でなければOKというスタンスです。
「〇時までに夜ご飯を食べなきゃ」って、仕事をしている人・家族と一緒に暮らしていると、けっこう難しいですよね?  自分の食べやすい時間帯の中で「何を食べるか」に注力するのが健康的だと思います。

 

③運動嫌いでも簡単にできる「チリツモ筋トレ」でしなやかな体作り
運動嫌いの私が続けられたとりあえず、簡単でゆる〜い筋トレ。たった5分でも体は変わります。料理をしながら、歯磨きをしながら、テレビを観ながら……何でもいいんです。すきま時間に筋トレ、筋トレ。
「たけのこ体操」は背筋も伸びてすっきりします。

 

両腕は耳の脇に置いて真っ直ぐに。かかとと合わせて立ち、腕を左右にゆっくり傾けます。ゆっくり曲げるとストレッチ、スピードを早めると筋トレ要素が増します。


④「痩せたいけど、止められない」時の対処法
ダイエットを頑張っている人から時々、「こんな時、どうしていますか?」という質問をいただきます。みなさんの励みになればと思い、いくつか紹介しますね。

 


――フルーツ、ヨーグルトが好きなのですが……。
糖質・タンパク質・野菜のバランスは、1:1:2(痩せの黄金比)を気をつけていれば食べてOK。ダイエット中でも食べちゃいけないものはなくて、私の場合は「何をどれくらい食べるか」に尽きました。フルーツを食べるなら、糖質(ご飯)の量を少量にするとか、ヨーグルトはタンパク質としてカウントして、残りのバランスを考えるようにしています。


――お酒は止めなくても痩せられますか?
お酒の量がセーブできるなら量を決めて、野菜や海藻中心にして油を使わないおつまみにするなど工夫をすれば全く問題ないと思います。ただし、食欲のリミッターがハズれてしまう人は止めた方がいいかも。私はこのタイプで、飲むと毎日がチートデイになるので、家では飲みません(笑)。


――会食が入ってしまったら? 
私は行きます。ただし、「この際食い」にならないように、気をしっかり保って! 「この際食い」とはいつもより食べすぎて、変な時間に食べてしまった時に起こる脳のバグで、「この際だから食べまくって、明日から頑張ればいいや」とチートデイ化してしまうこと。私の場合、会食は楽しむけど、翌朝以降の食事でしっかりリカバリーすることで気持ちが楽になりました。

会食やイベントで食べすぎた時、確実にリカバリーさせる為に、必ずやっておくべきことがあります! それは買い物。ダイエットを成功させるリカバリー食としておすすめなのは、「野菜たっぷりのお味噌汁と納豆ご飯」のような朝食です。前もってリカバリーできる食材(いつでも鍋ができるような食材)を冷蔵庫にスタンバイさせておくようにしていました。

 


ダイエットを成功して変わったこと


当たり前ですが見た目の変化。15号(LLLサイズ)から7号(Sサイズ)へダウンしたので、久しぶりに会う人に気づかれないことも。近所の定例掃除に出た時、いつものおじさんに知らない人扱いをされました。上の階に住んでいる5児の母だと伝えたら、ご近所さんに「見てん! ダイエットしたてばい!」と紹介され、一躍有名人になりました。

 

服の好みも変わりました。首の詰まったハイネックやトップスをインして着たかったのですが、太って見えるのが嫌で避けていました。今は「いいな」と思った服を思った通りに着られるようになって、気持ちが明るくなりました。もちろん、あの黒レースのトップスも着られるようになりました。

一番の変化は、心の変化。住む環境も変わりました。以前は家事や育児を一生懸命頑張っているのになぜか部屋が片付けられなくて。部屋の掃除や子育ても上手くできず、目の前のことをこなすことで精一杯でした。できないことが体型に現れているように感じられ、落ち込むばかりでした。

ダイエットを始めたら、自分のことをよく考えるようになってセルフコントロールもできるようになりました。落ち込んでばかりだった子育ても、あんなに嫌いだった家事も上手く回るように。さらに、買い物を変えてムダな出費も減り、ダイエットを通して毎日の生活が楽になったことは大きな収穫です。


20キロの脂肪をちぎり捨てた経験が多くの女性の励みになったのはもちろん、一緒にダイエットを乗り越える「#によ部」も設立したにーよんさん。「皆さんと分かち合い、助け合ってできた絆もダイエットを通じて生まれたかけがえない宝物。やりたいこと・したいことはまだまだたくさんあります」(にーよんさん)。自分の人生、切り拓いたモノ勝ちですよ。
 

【写真】にーよんさんの毎日の食事をみる!
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撮影/後藤渉
画像提供/にーよん
ヘアメイク/コンイルミ(ROI)
取材・文/長谷川真弓
構成/國見香