4年目は、コート+小ぶりサイズのお帽子&ジュエリー
同じミリタリー調コートに、異なるお帽子を合わせているだけで、全体のバランス、ひいては印象も大きく異なります。
こちらはベレー型をベースに、装飾とネットが施されたデザインで、若々しさがあり、カジュアルな印象も。サイズが小ぶりなので、帽子の印象よりコートのミリタリー色が強く感じられるコーデに仕上がっています。
エリザベス女王が所有されていた、パールとダイヤモンドのドロップ型イヤリングを含め、この頃は小物がどれも小さめというのが特徴的です。
お帽子のサイズが大きくなり、また形も帽子型でツバが大きくなればなるほど、落ち着きが出て、なおかつエレガントに見えます。4年の月日が経過した今年のキャサリン妃コーデは、合わせる小物がどれもビッグサイズと、明らかに自信に満ち溢れた皇太子妃スタイルに変貌したのです。
では、コーデのアクセントとして重要な役目をしているお帽子ですが、実はウィリアム皇太子にゆかりがあるんです。
17年前、ウィリアム王子(当時)の記念すべき日にデビューさせた帽子
こちらは17年前、なんと2006年のキャサリン妃のお姿です。もちろん、まだご結婚前で、実はこの翌年に一度悲しき破局をむかえることもある懐かしい時代です。
この時キャサリン妃は、ウィリアム王子のサンドハースト陸軍士官学校の卒業式に出席されたんです。しかもご両親も同行して……。これが結果的に、ウィリアム王子に対して、結婚へのプレッシャーともなりうるのですが……。
それはさておき、真っ赤のコートはアルマーニのもので、中には黒のレーシーなトップスをお召しになり、今回被られていたフィリップ・トレーシーのお帽子を合わせ、全身を赤×黒でコーディネート。インパクトの強い、セクシーさもある着こなしが、当時のキャサリン妃を物語っていますね。
物持ちの良い皇太子妃は今でも愛用中。毎年追悼式典には、国王をはじめウィリアム皇太子、上級プリンスの方々がユニフォーム姿で慰霊碑に献花をされますが、今年はそんな夫を意識されたかのような懐かしいお帽子を選ばれたキャサリン妃でした。
そして、更に注目なのが、ジュエリーなんです!
Comment