4位 (白黒モノトーンのリアルクローズ賞)

2023年6月20日、ナショナル・ポートレート・ギャラリーの再オープンイベントに出席。ドッキングワンピース/セルフ・ポートレート イヤリング/ヘヴンリー・ロンドン クラッチ/シャネル 靴/アクアズーラ 写真:AP/アフロ

後半戦、上位になって参りました。
続いて4位に選んだのは、こちらのモノトーンファッション! 白地に黒のトリミングがなされたツイードジャケットとシフォンのプリーツスカートがドッキングした、キャサリン妃お気に入りブランドのアイコン的ワンピースですが、これに合わされた小物もお見事だったんです。

以前なら、プレーンなバッグやパンプスを合わされていたでしょうが、今年のキャサリン妃は違います! さりげなくデザイン性のあるものや、ハイブランドの名品が登場。
パンプスは、バックにボウが付いたバックストリングスのタイプで、クラッチはなんとシャネルでした!

ワンピースは、1枚でサマになる簡単アイテムだけに、お洒落に見えるかどうかは小物次第、ともいえます。キャサリン妃は見事に、上品かつスタイリッシュな公務スタイルに完成させられました。私たちでも真似のできる分かりやすさも、上位ランクインの理由です。

 


3位 (今年のドレススタイル賞)

2023年6月1日、ヨルダン、フセイン皇太子の結婚式に出席。ドレス/エリー・サーブ クラッチ/ウィルバー&グッシー 靴/プラダ 提供:Royal Hashemite Court/ロイター/アフロ

今年は例年に比べて、ドレス着用の機会が少なかったように感じますが、とはいえもちろん素敵なスタイルは健在です。

6月にヨルダンの皇太子のロイヤルウェディングに出席された際のキャサリン妃の美しいお姿が、とっても印象的でした。実は他国の王室の結婚式に出席されるのは初めての皇太子妃でしたが、派手過ぎない、英国のバラをも思い起こさせるピンクのドレスを着用。

ヨルダンと同様、中東出身のデザイナー、エリー・サーブのもので、キャサリン妃にとってはこのブランドは2度目の着用で、初のドレス着用でしたが、上質で繊細な素材を存分に使い、エキゾチックでエレガントに仕上げたデザインが、とてもお似合いでした。鮮やかな色も着こなされるようになりましたが、同時にこんな控えめかつゴージャスなドレスが、やはりキャサリン妃らしい! と思った次第です。
 

2位 (永遠のロイヤルスタイル賞)

2023年6月19日、ウィンザー城でガーター勲章のセレモニーに出席。 ワンピース/アレッサンドラ・リッチ 帽子/フィリップ・トレーシー イヤリング、ブレスレット/ダイアナ妃のもの クラッチ/ストラスベリー 靴/ジェニファー・チャマンディ 写真:Backgrid UK/アフロ

ついに2位! これは私の中ではすぐに決まりました。
王室の伝統行事であるガーター勲章の時のファッションですが、白地に黒のピンドットのクラシックなワンピースに、羽根付きのファシネーター、白黒のバイカラーの靴と、またもモノクロスタイルが選ばれました。

派手なスタイルが減り、モノトーンファッションも増えつつある昨今ですが、中でもこれは別格級に素敵。ロイヤルらしく、プリンセスらしく、エレガントでクラシック、品格があり、なおかつ老若男女に分かりやすい! と、プリンセスにとっての完璧なファッションの条件を全て兼ね備えています。

それを実証するかの如く、かつてダイアナ妃も似たようなファッションをされていました。今後何年経とうが、キャサリン妃が何歳におなりになっても、このファッションがお似合いになることは間違いないし、永遠に王室スタイルとしても生き続けるでしょう。