アザラー仲間と水槽の前でばったり会うことも
 

――今、アザラーとして注目しているニュースは何かありますか。

miwakoさん:やっぱり、各園・館からのアザラシが妊娠中という告知や、赤ちゃんの出産ニュースを心待ちにしていますね。アザラシの赤ちゃんって白いモフモフなんですけど、生まれて2、3週間でその白い毛がなくなっちゃうんです。本当に短い期間なので、それこそもうしながわ水族館の赤ちゃんは今はもう抜け始めてきているようなので、2月20日に生まれたのですが、今は一部しか白い毛が残ってないくらいにかなり抜けてグレーのアザラシになりました。

なのでこの短い期間の間に見ないといけないっていうのもあって、他の園・館で生まれたらできればすぐ見に行きたいなと思っています。

――4月でもまだ間に合いそうですか。

miwakoさん:4月だと、しながわ水族館の赤ちゃんの場合は、体がグレーのゴマ模様になっていると思うんですけれど、ちびっ子のゴマフアザラシもすごく可愛いので、是非見に行ってほしいです。

――白いモフモフの時期とは違う可愛さがあるんですね。

miwakoさん:そうですね。あと、アザラシには換毛期があって、大人のアザラシでも一年に一回、毛が生え変わるんです。換毛期は個体や地域差があるらしいのですが、これからの時期、換毛後の毛が生え変わって綺麗な毛になったアザラシを見られるかもしれません。


あと、4月以降に生まれる子もいるので、これからの出産ニュースをチェックして行っていただけたらいいかなと。全国のアザラーの方がSNSで情報発信していたり、すぐに見に行って報告しているのでわかると思います。


――今のお話でも出てきましたが、miwakoさんにもアザラー仲間の方がいらっしゃるんですか。

miwakoさん:そうですね。写真を投稿するようになってからアザラー仲間が増えて、インスタだと海外の方からもメッセージが来たりして、翻訳しながら英語でやりとりしたりもします。英語が苦手なので大変なんですがすごく嬉しいし、楽しいですね。

Xの方でもリプなどいただいて、会話をちょっとずつするようになったら、アザラー仲間が少しずつ増えてきて。アザラシという共通の話題があるのでとても楽しいですし、リアルでも水族館の水槽前でばったりお会いして、「あ、何々さんですか」みたいな感じで顔見知りも増えて、一緒に一日中アザラシを眺めたりとかすることもできるようになりました。
SNSを始めた頃はこんなことになると思わなかったんですけれど、今はやっていて良かったなと思っています。

――水槽の前で会うのは、特に約束とかはしてなくて、たまたま会うんでしょうか。

miwakoさん:そうですね。約束をして一緒に行くこともあるんですけれど、この前、急に思い立ってしながわ水族館に行ってみたら、お会いしたことがある方お二人とたまたま会ったり、SNS上だけでつながっていた方とも会えたのでびっくりしました。

――見に来たタイミングがばっちり合っているのがすごいですね。

miwakoさん:そうですね。皆さん、遠いところからも来ていたりするのに、なぜかタイミングがばっちり会ってしまうのにびっくりします。アザラーはみんなフットワークが軽いんですよ、皆さん。すごいんです。


アザラシを保護・飼育する国内唯一の施設にも行ってみたい
 

――最後に今後行ってみたい水族館はありますか。

miwakoさん:北海道のオホーツクとっかりセンターですね。そこはアザラーの聖地と言われているんです。国内で唯一アザラシの保護・飼育をしている施設として有名なんですが、まだ行ったことがないので一度行きたいなと思っています。

北海道では、海の近くで怪我していたり弱っているアザラシを漁師さんや通りすがりの方が見つけると、このとっかりセンターに連絡して保護してもらうそうなんです。そうすると、このセンターの職員さんが保護して治療したり、海に返せる子は返したりして、海に戻しても生きていけないと判断された子たちはセンターで飼育されるのだそうです。

あとは、先日赤ちゃんが一頭生まれたという、秋田の男鹿水族館GAOにも行きたいです。

そして、私が大好きなアラレちゃんがいる大阪の海遊館もまた行きたいです。今はアラレちゃんのいる水槽がリニューアル工事中で、予定では4月5日から再オープンするそうなので。

地元の静岡にある伊豆・三津シーパラダイスにも行きたいですね。ここは水槽ではなくて、自然の入り江を使った自然飼育場が特徴的で、海の続きになっている自然のプールにアザラシがいるんです。なので、浜辺や岩がある自然そのままの中でゴロゴロ転がっている姿が見られるので、また通いたいなと思っています。



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次回の「SNSで見つけた『バズり人』さん」もお楽しみに!


構成・文/大槻由実子
編集/坂口彩
 

 

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