みなさん、こんにちは~!
さて、いくら何度となく旅行していても、海外でタクシーに乗るのってちょっと怖いと思うことはありませんか? 実はわたくし、こう見えてとっても臆病なので外国でタクシーを利用することに結構なハードルがあります。
勝手に遠回りされるんじゃないか。法外な金額を吹っ掛けられるんじゃないか。言葉が通じなくて大変な思いをするんじゃないか――― チップの計算などもわずらわしいし、もやもやとした心配事がたくさんあります。

パリやロンドンなどの都市の場合、「タクシーに乗るほどでも」という距離の積み重ねで歩き回った結果、母世代にとってはかなりな疲労につながることもしばしば。

このタクシーの煩わしさを解決してくれる配車アプリが誕生しました。それがUber/ウーバーです。
初めて知ったのは2年前くらい。当時ロンドンに留学中の娘が遅くなった時や荷物が多い時に利用していて、その便利さを彼女から力説されていました。東京でその話を聞いてもいまいちピンとこなかったし、「女の子が本当に大丈夫……?」と心配だったのですが、その後、娘を訪ねたロンドンで実際に使ってみて、「え、これだけでいいの?」とあまりの便利さに驚愕!(大げさだけど本当です)。

使い方はいたって簡単です。
まず、その配車アプリ「Uber」をスマートフォンにダウンロード&クレジットカードを含む個人情報を登録します。自分のいる場所をGPS機能で確認したら、行きたい場所を入力。それらを地図上に設定すると、利用料金と近くにいるドライバーの現在地が表示されます。ドライバーや車の種類に対して、それまで乗車した人達の評価が星1~5個で表されているので、それらをみてどの車にするのかを選びます。

現在地までどれくらいで到着してくれるのかひと目で分かりますし、また目的地までのルートが地図上に表示されるので、ドライバーは遠回りしたりすることがそもそもできないのです。支払いは最初に登録したクレジットカードから自動的に行われ、乗車時にいちいちクレジットカードを提示したり現金を出す必要もありません。

「Hi!」で乗って、「Thank you!」で降りる。それだけ。なんて気楽なんでしょう!
もちろん母との旅行でも大活躍。私はレンタカーを使うのは田舎だけと決めているので、都会での気楽な“足”ができたのは本当にありがたかった。何しろタクシーを拾える場所まで無理に歩かなくてよいのですから。

昨年パリを訪れたとき、セーヌ川クルーズをしました。降りたった川岸は、タクシーなどほぼ走っていないような道路。今までだったら、疲れた母を連れてどうしようかと右往左往するところでしたが、いまはUberがある!―――ということで、いったん車を呼んでしまえば、あとは川沿いのベンチにゆったり座ってクルーズの感想などおしゃべりして待っていました。「いや~、Uberって本当にいいね」と再認識しました。

パリには何度も行っていますが、セーヌ川クルーズは初。乗船したところに戻ってくるコースもあるようですが、私たちが乗ったのは、ワンウェイのものだったため、やや途方に暮れる事態に(苦笑)。

注意点としては、スーツケースが何個かある時や乗車人数が多い時は、車種や乗車できる人数を確認することをおすすめします。それと、必ず評価の高いドライバーを選ぶこと。
最近ではUberを規制する都市も出てきましたし、国によって利用状況も異なります。また、Uber以外の似たような配車アプリもあったりするので、旅行前のリサーチはくれぐれも忘れずに!

こちらはレンタカーの車ですが、ちなみにこの車(ベンツのCクラス)で4人、トランク大2個と小2個がちょうどいい具合です。(3世代女性4人旅に利用)


若いころはちょっと歩けばいいところも、年齢を重ねていくとそれも大変になっていきます。最初は登録することが面倒だったり、また、初めて頼むときはドキドキしますが、使い慣れれば本当に便利なアプリです。ぜひ一度、お試しくださいませ!
では、また木曜日に!

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