みなさん、こんにちは!
旅では限られたアイテムをうまく使っておしゃれに装いたいですよね。
私の場合、旅用にとくに何かを用意するというわけではないのですが、旅先での装いは大切に考えています。だからと言って、たくさんの洋服を持っていくわけではありません。逆に母は、旅前に段取り良く荷造りするのが苦手なようで、洗面道具やら化粧品類やらはもちろん、持っていく洋服も大量! その結果、母のスーツケースは私よりずっと大きく、現地では私の小さいほうを母が、母の大きいほうを私が持つことになっています(笑)。

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スカート派の私ですが、車を運転するとき用にパンツも持っていきます。レンタカーの旅は多少荷物が多くても大丈夫なのが便利。母の大きいトランクも問題なしです。


ヨーロッパ旅に出かける季節は、仕事や予算の関係からオフシーズンにかかる秋が最も多くなっています。秋口でさえヨーロッパは冷えることが多いので、コートは必需品。それに合わせてブーツも履きたいので、コートやブーツなどかさばるものはトランクには詰めず、あえて飛行機に乗るときから身に着けていきます。

コートは、カシミヤやウールなどの素材が良いもので、ある程度長さのあるもの、あるいはトレンチコートを選ぶようにしています。温かいだけでなく、全身を覆うことでシックに見えるからです。トップスはネイビーや黒のニット、ボトムは黒やベージュの長めのスカートが基本です。黒のプレーンなワンピースがあればなお良し。小物次第で街歩きはもちろん、ドレッシーな場にも活躍します。靴は、機内から履いていくブーツのほか、街歩きでもディナーでも使えるエナメルや革のバレエシューズ。これらが私の旅ワードローブです。

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旅バッグの基本3つがこちら。機内に持ち込む用の大きめなもの、街歩きに活躍するショルダーバッグ、ディナー用の小ぶりのバッグです。
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ディナーへ行くときの装い。やっぱり黒のシンプルなワンピースに敵う活躍アイテムはありません!
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母はドレッシーなスタイルでもパンツです。上質なニットとパンツに、お気に入りのビーズのバッグを合わせて。

それにしても、シンプル過ぎですよね。国内だとここまではないのですが、なぜ、ヨーロッパ旅だとこんなにコンサバティブになってしまうのか……。ラフに見える格好をしていると軽くみられる傾向があると思うからです。そこで、ひと目で「この人には良い対応をしよう」と相手に思われる、素材が良くて品が感じられるファッションを心がけるようになりました。なんだかあんまり素敵な理由ではないですね(苦笑)。

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装いの仕上げとして、母のこだわりは赤いリップ。服がシンプルだからこそ、口紅は濃い色をしっかり塗ることでマダムな雰囲気がぐんと上がります。


それと、もう一つの大きな理由は、シンプルでコンサバなアイテムでまとめると、荷物が少なくても着回しやすいという利点があるからです。ディナーなどのきちんと感が求められる場では、パールやゴールドの華やかなアクセサリーや、柄のあるストールを組み合わせて、エレガントな雰囲気を演出します。母はストールもアクセサリーもたくさん持っていきますので、私が借りて使うことも。大きなトランクを持ってあげているのだから当然の権利だと思っています(笑)。

それでは、また来週!

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第2回「今こそヨーロッパの田舎へ」はこちら>>
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第4回「眺めのいい部屋でシャンパンを」はこちら>>
第5回「私がホテルに求めるもの」はこちら>>
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第10回「旅のファッションについて③」はこちら>>
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