新型コロナウイルスで壊れる恋愛多し!?


新型コロナウイルスの影響は、健康や仕事、経済だけではないもの。婚活でも大いにあるんですよね。例えば、まだ付き合う前のカップルで、相思相愛になっていない場合は、まだお家デートをするような関係ではなかったり、「感染のリスクを負ってまで会おう」とはなりにくいため、デートが疎遠になりますし、婚活サイトやアプリでやりとりをしている段階の場合は、会えないまま単なるメル友のようになってしまうことも……。

では、すでに付き合っているカップルの場合はどうかというと、コロナの問題を通して価値観の不一致を感じ、関係が壊れてしまうこともあるんですよね。
例えば、こんなケースがあります。

写真:Shutterstock
 

ケース1:デートプランでモメる


緊急事態宣言が出されるまでは、外出することに対して、油断している人も少なからずいました。例えば、自分は感染リスクの低いお家デートを望んでいるのに、彼の方は外でアクティブなデートをしようとする場合は、「もう、会わない!」なんて喧嘩に発展してしまうことも。

ただ、こんなときだからこそ、「意見が分かれたときに、きちんと話し合いができる関係なのか」を見ておくのはいいこと。これができなければ、コロナウイルス関係なく、遅かれ早かれ関係は壊れるでしょうしね。
もし相手が誤った判断をしてしまうことがあっても、頭ごなしに否定するのではなく、きちんと説明してあげた方がいいもの。そんなときは、感情を抑えて“相手が受け入れやすい言い方”で話すことも大切なんですよね。


ケース2:恋人の自分勝手な行動にゲンナリする


こんな時期にも関わらず、恋人がアクティブに遊びまわったり、飲みに行ったりして、感染のリスクの高い行動をしていると、自分にうつされる可能性が高まるので、会いたくなくなってくるものですよね。
コロナウイルスに関しては、自分が感染することだけでなく、人にも感染させてしまうので、行動には注意が必要です。家族の誰かが感染したら、家族みんなが感染してしまうことも少なくないように、濃厚接触する恋人だって同じことが言えます。

さらに無症状でも感染してしまうケースが多いので、「知らぬ間に自分が周りの人を感染させてしまっていた!」なんてこともあります。だから、「自分は感染していないはず」「感染しないはず」なんていう、何の根拠のない自信を持っている人が、一番人に迷惑をかけてしまうこともあるのです。

もし恋人がそんな風に自分勝手で危機管理能力の低いと、尊敬できなくなってしまうでしょうし、一緒にいると身の危険を感じてしまいますよね……。
 

ケース3:文句ばかりの恋人に将来性を感じない


コロナ騒動で、仕事や経済に影響を受けてしまうことも多々あるものです。そんなときに恋人が文句を言っているだけで、現実的な行動を何もしないと、がっかりしてしまいますよね。こんなときだからこそ、“行動力がある人”なのかが分かるものなんですよね。
こんなときは冷静になって、「今、自分ができることは何か」を考えて、対策を打つことが重要。もし収入が減ってしまったのであれば、これから先、生活していくためにはどうしたらいいのかの手段を考えることも大切です。文句を言っているだけでは、なにも解決しないですしね。

また、恋人が不平不満を溜めて機嫌が悪くなり、自分に八つ当たりをしてくるようになると、一緒にいたくなくなってくるもの。こんなときこそ、自分で自分の機嫌を取って、心を整える必要があるのです。
特に、不安や恐れの気持ちを抱いていると、人は冷静な判断が出来なくなってきてしまいます。だから、自分の未来を明るくするためにも、また周りにいる人に迷惑をかけないためにも、“意図して”自分の機嫌がよくなることをするのは大切なんですよね。
美味しいご飯を食べたり、気分を上げる音楽を聴いたり、たっぷり眠って心と体を休めたりしながら、まずは自分の心を整えることが、先決なんですよね。
 

ケース4:会えないことで疎遠になることも


これは、付き合う前のカップルと同じですが、そこまで相手に対して愛情を感じていない場合は、コロナの感染リスクを負ってまで会いたいとは思えなくなり、デートの回数は減り、疎遠になってくることもあるんですよね。こんなときにメールのやりとりも続かないくらいに、大して話が合わない関係だと、尚更です。
でもそれなら、「それまでの相手だった」ってことでしょうね。

逆を言えば、コロナウイルスをきっかけでラブラブになるカップルもいるもの。コロナ騒動で不安を感じている中、恋人の言動を頼もしく感じたら、惚れ直すこともあるでしょうし、お家デートがメインになることも多いので、2人きりの濃密な時間を過ごしやすいですしね。
 

コロナウイルスの影響を乗り越えられる関係が本物!

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ここまで、恋愛、婚活がコロナの影響を受けるケースをいくつか紹介しました。でも、実は影響を受けることは、決して悪いことだとも言えないんですよね。ここで壊れるような関係であれば、遅かれ早かれ壊れることが多いからです。

トラブルの時こそ、その人の“本質”が見えるものなんですよね。普段、自分の調子がいいときはいい人でいられても、いざ自分の置かれている状況が悪くなり余裕がなくなると、人が変わったように身勝手な言動をする人は少なくありません。でも、そのときに見せる姿こそが、“本来のその人”であるもの。だから、これを機会に、相手の本当の姿をよく見ておくといいでしょう。心に余裕のある状態で週1ペースのデートをしているような関係だと、なかなかそんな姿を見られないので、むしろいいチャンスなんですよね。

更に言えば、お互いの本質が見える時期だからこそ、価値観の違いが表に出やすい時期でもあるんですよね。離婚の原因で多いものと言えば、「価値観の不一致」。もし、この時期にお互いに許容しがたい価値観の相違があると感じられた場合は、結婚相手として考えられなくなってくるもの。それで、別れを決断するカップルも出てきてもおかしくはないでしょう。

だから、コロナ騒動は、2人の関係においては、ある意味、“リトマス試験紙”にもなり得る、と言えるんですよね。これをきっかけに愛が深まるのか壊れるのかは、カップルによってそれぞれですが、なるべく壊れない努力をしつつも、もし仮に壊れた場合は、「“その程度の関係”だった」と思って、前向きに次に行った方がいいかも!

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