季節の変わり目です。
衣替えをしたり、断捨離をしたりしている方もたくさんいるのでは?
この休みは絶好の機会です。私は少しずつクローゼットを整理整頓しています。
断捨離と呼べる大がかりなものではありませんが、必要なもの、そうでないもの、どうしても捨てられないものに分けて、分類しています。その中で、ウールのコートやニット、冬素材のパンツなどは、しまう前にケアします。
 

 

衣替えの前のケアをしなくて大失敗!


今はお家時間がたくさんあるので、入念に!
そのままささっとしまうこともできるけど、私は何度か失敗体験が…。
お気に入りのコートをなんのケアもせずクローゼットの奥へ。また冬がやってきてひっぱりだしたら、襟ぐりや袖の皮脂汚れが気になって。クリーニングに出しても、時がだいぶ経っているのできれいには落とせませんでした。あぁ、あの時ケアしておけば…。お気に入りのコートはそれから着る出番がなく結局処分することに。

そんなことが起きないように、衣替えは少し時間をかけてみるのもいいと思います。
しまう前にきちんとケアすることによって、衣類の痛みも少ないし、何よりもきれいな状態ですぐに秋冬の服を着ることができる!これって、ある意味時短ですよね!
 

自宅で使っている衣替え前のケアアイテム5選


今日は私の家でのケアグッズを紹介します。
どれも色々試した中でのお気に入りで、特に秋冬は出番の多いもの達です。
機能もさることながら、デザインも美しくて気に入っています。
こういう身近な道具こそ、見ても楽しめるものを選ぶのがいいと思います。
好きなものだと使うのがより楽しくなります!
 

1:江戸屋のコートブラシ

ウールからカシミアまで生地を選ばずに使える万能タイプ。豚毛を職人さんの手植えしています。まさに手仕事!こういう道具はずっと愛用できると思います。

使用感も最高!着る前、着た後、ささっとブラシをかけるだけで、新品みたいに気持ちの良い生地感になります。特に黒やネイビーなど濃い色はホコリなどが目立ちやすいので、ブラシは必須。コートのメンテナンスをしちつつ、清潔感も保てます。
江戸屋さんのブラシは他にも種類がたくさんあるので、自分のよく着る衣類にあったブラシがきっと見つかるはず。
 

左/浅草アートブラシの毛玉取りブラシ。 中/スポンジみたいなものはセーターストーン。 右/電動毛玉取り機はKEDAMAクリーナー

私の愛すべき毛玉取り機1、2、3号です(笑)!
どんなに高級なニットでも、毛玉だらけでは着たい気持ちが失せてしまいます。
逆に言えばプチプラのニットでも、きちんとケアされていたら素敵に見えるもの。
毛玉やホコリは生活を見られているようで、恥ずかしく感じます。なるべく丁寧に、時間をかけて、素敵に見られたいものです。
 

2:浅草アートブラシの毛玉取りブラシ


浅草アートブラシはしっかりした天然毛なので、ギュッギュっと力をいれず、毛玉を優しくなでるようにブラッシングするのがポイントです。特にカシミアやハイゲージニットは特に優しく。面白いほどとれて、家中の毛玉のものをブラッシングしたくなります!


3:セーターストーンの毛玉取り用軽石


この秋冬知って、もう虜に。軽石みたいな感じで、毛玉部分を軽くこするように使います。手におさまるサイズ感で、細かい部分にも使えて便利です。


4:電動毛玉取り機「KEDAMAクリーナー」


こちらはだいぶ前から使っていますが、今のところ壊れたりせず元気に毛玉を取ってくれています。大きいものや、手強そうなものはマシーンの力を借りて。取った後、ゴミ箱で蓋をあけるとフワフワした毛玉がごっそり出てきます。スッキリ!


セーターストーンを使った毛玉取りビフォア/アフターを紹介

Before
After

軽くこするだけで、あっという間にこんなに毛玉が取れます。


5:パナソニックのスチームアイロン

 

こちらは仕事でも毎日のように使っていて、あまりにも便利で家用に買ったパナソニックのスチーマー。
小さくて持ち運びが便利なので仕事にはぴったり。ロケバスの中や移動先でも場所をとらずアイロンがかけられます。
プライベートでは最近はアイロンをかけないと着られないような素材の服をあまり着ていませんが、それでもたまには洗いざらしのシャツにピシッとアイロンをかけて着たくなるもの。
それに、きちんとアイロンがかかっているハンカチは持っていて気持ちがいいものです。

アイロン台を持っていないので、ハンガーのままスチームしたり、ハンカチのような小さいものであれば、アイロンマットを敷いてアイロンとして使っています。2通り使えるのも嬉しいポイントです!
 

パナソニックのスチームアイロンを使ったシワ伸ばしビフォア/アフターを紹介

Before
After

アイロン台がなくても、ハンガーにかけたままスチームを当てるだけで、シワがきれいに伸びます。


スタイリストが考える洋服を処分するタイミングとは

 

お気に入りのTシャツも、襟ぐりがこのくらいクタクタになってしまったら、選手交代。インナーではなく、一枚で着るものなら新調します。


それでもお気に入りだとなかなか処分できないもの。着心地だったり、肌触りだったり、愛おしいところがあるからこそ、お気に入りになったのだもの。
そんな時は部屋着にしたり、冬のニットに下に着たりと役立つ場所を変えます。
ものを捨てるのは簡単だけど、どう生かすかにも今はとても興味があります。

色々な意味での整理整頓。
必要なもの、そうでないものの他に、まだどこかでいかせるもの、という枠をもうけてみても面白いかもしれませんよ!
 

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