勝手に未来を想像して、今を決断しないこと


では、もし彼が「どうしても子どもが欲しい」と言ったらどうするか。正直に話せばいい。45歳でも自分の体質と向き合い、病院の力を借りて子どもができる人もいますし、トライしてもなかなか授からなければ次の選択肢が見えてくると思います。未来のことを憂いて、自分の想像で今を切るというのはすごくもったいないことです。人は今を生きているんだから、今をお互い認識しあって、今を大事に過ごしていれば未来は明るいものになる。だから、今のあなたと今の彼とで話し合いをして未来をつくっていってください。

未来は今の連続です。英語のPresent(現在)は未来へのプレゼントという意味があると言われているように、ふたりでそのプレゼントは築き上げていくもの。だから、もし子どものことだけが気がかりなのだったら、思い切って「私は子どもをつくる自信はないけれど、あなたのことを愛してる」と伝えてもいいと思います。それがダメだったとしても、その涙にも意味があるし、泣き切ったら悔いはない。

このお悩みは、相手のことを思いやっているように見えるけれど、自分自身にとって不誠実です。あなたはどうしたい? 自分の想いをおざなりにしてはいけません。あなたの未来にとって、ここで遠慮することは健全ではありません。

ここで遠慮をすると、いつか相手を責めたり、後悔を引きずったりしてしまいます。恋愛は素直であることが一番大切。45歳なら、もう人生も折り返しじゃないですか。だったら悔いなく生きてほしい! 変な遠慮をして、長く孤独な想いをする時間を過ごすようなことはしてほしくありません。きゃらめるぼーさんが、明るい未来への一歩を踏み出せますように。応援しています。

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取材・文/宮島麻衣

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