女友達とのおしゃべり感覚でお届けする、ともさかりえを「つくるもの」。
「身体」をテーマにお話を伺っていますが、「更年期」と「体型の変化」に続き、今回は「35歳になって急激に変わった」という肌について。
透明感のある柔らかな肌のイメージですが、“苦労の歴史”を明かしてくれました。

 

――肌、本当にキレイですよね。若い頃と全然変わらない。さすが女優さんだな、って。

いやいや、実際はトラブルが多くて大変なんですよ。それをどうやってキレイに見せられるかにかかっています。だから現場の照明チームには、「これでなんとかよろしくお願いします」って袖の下をお渡ししたいくらいの気持ちです(笑)。女優にとって照明は、美肌アプリみたいなものですから。

 

――メイクをすることが多い仕事だから、なかなか肌を休める機会も取れないですよね。

そうなの。結局私たちの仕事って、暇なときが一番肌の調子がいいなって思うんです。
撮影が立て込んでくると否応なく睡眠不足になるし、食生活も雑になるし、下手したら一番ボロボロの状態を皆さんには見てもらっているのかもしれない。
撮影時間が長引いて夜中になったりすると、目も落ちくぼんでくるし。

――分かります!年齢とともに目元がそげて影が出てきますよね……。

ちょうど2年ぐらい前だったかな。
田中麗奈ちゃんと佐藤江梨子ちゃんと一緒に時代劇の撮影をしていた時に「22時過ぎると私たち、妖怪みたいだよね」って3人で大笑いしていました(笑)。
そういうことを笑い合える関係性が気持ち良くて楽しい撮影だったけど、でもやっぱり疲れには抗えない。ちゃんと食べて、ちゃんと寝ないと、肌にはテキメンに影響が出る。
若い頃は朝まで撮影が続いても乗り越えられていたけど、お肌も着実に歳を取ってるんでしょうね。

――逆に全く肌の疲れを感じさせない年配の女優さんも多い。あれってすごいですよね。

本当に、違う意味で妖怪な方っていっぱいいらっしゃいますよねぇ。あ、もちろんこれは褒め言葉です(笑)。
そういう素晴らしい先輩たちとお仕事できるときは、一体どんなケアをしたら、あの美しさを保てるんだろう……と観察ばかりしています(笑)。やっぱり綺麗な方が使っているアイテムとか、現場での過ごし方って気になるから。

――でもともさかさんも、謙遜していますけど、肌トラブルなんて全くないように見えますが……。

いやいや、もう、本当に肌が弱くて。赤みも出やすいし、実際は悩みだらけだから、これまでたくさんの美容皮膚科や美容クリニックにお世話になってきています。素人判断であれこれやるよりプロのチカラをお借りするほうが早いから。
先生によって肌へのアプローチ方法が全然違うから、良いと聞けば、すぐに予約して足を運びます。

ただ、肌が弱いから現実的に選択肢があまりないんですよ。今は色んな機械や施術方法があるけど、攻めたケアはできないって必ず言われてしまう。まずは肌を安定させることが先決だって。

だから、フォトフェイシャルを弱い出力で繰り返したりとかしてきたけど、根本を改善できるような変化はない。やっぱり良い方向に向かってるという手応えがないと続けられないですよね。私としても、トラブルのない強い肌にすることが目標なので派手な施術を求めている訳ではないんだけど、でも実感は欲しい。

 

今通っているクリニックは、肌の状態を見極めた上で、私に合う攻めた施術もしてくれるので楽しいです。ダーマペンとか、剣山みたいな機械で肌に穴をあけて、そこから薬剤を入れる施術は、一時的に赤みが強く出るダウンタイムもあるので撮影中は無理だけど、私は劇的に肌が安定したので、もう少し続けたいなって思っています。

私は良いと聞けば何でも試してみたくなっちゃう性分なので、化粧水も美容液もクリームもパックも何種類も使いすぎて顔の上で爆発するんじゃないかと思ったりもするけど(笑)、でも色々トライした中で、実際にスタメンとして残るものは限られている。毎日のお手入れ自体は年々シンプルになっていますね。
 

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