スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

リネンは夏の素材でカシミヤは冬の素材。日本は四季があり、夏は湿度が高く気温も高い。収納することなどの事情を考えても、その季節ごとに最適な素材はあるのですが。

 

リネンもカシミヤも、あ、もちろんコットンやシルクだって、天然素材。呼吸をし、速乾性が高く、保温性や放湿性にも優れている――こんな超優秀な素材を、4シーズン使わない手はないのです。あ、ヨーロッパでは、冬でもカシミヤのニットのアンダーにリネンのシャツを合わせたり、真夏でもコットンのワンピースにカシミヤのカーディガンを羽織ったり、季節を超えて「心地良い素材」をシーズンレスに使っています。

日本でさすがに真夏に、は無理ですが、私は初夏にもカシミヤを活用しています。GW真っ最中の今だって、やっぱり、朝晩は冷える(笑)。シャツ1枚、ニット1枚で出かけて、帰宅の頃にはブルブル……となる、という。だから、チェックのストールを必ず携えて♡ かごバッグやエコバッグから柄をのぞかせて持ち歩くのも可愛いし、アウターを脱いで、スタジオでのヘアメイク中、肩から大きく掛けたり。ふわっと暖かく優しいカシミヤは、外気温に左右されず、パーフェクトな温度を保ってくれるので、とってもオススメです♡

そうそう、広げて向こう側が見えるくらい薄いカシミヤなら、真夏にも使えますよ!
 

大草 直子

AP STUDIO(エーピーストゥディオ)で買ったエコバッグから、チェックを少しのぞかせて。

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