スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
メイク落とし、私はお風呂に入る前にしています。バーム状のメイククレンジングを使って。今、シスレーのトリプルオイル バーム クレンザーを使っていますが、これが良い! 何が良いって。まずテクスチャー。硬すぎず、柔らかすぎず。スパチュラでとって、手のひらで少し温めます。じわーっと溶けていくバーム(半生…… 笑)を、顔にゆっくり載せて、やさ~しく、丁寧にマッサージをしながらメイクとなじませます。ババスオイル、シアオイル、マカデミアナッツオイルの3種類のオイルが配合され、ウォータープルーフのメイクや肌に付着した大気汚染物質なども落ちるそう。
シスレーのスキンケアアイテムは数多く持っているし、愛用していますが、確かバーム状のクレンジングは今までなかった気がします。洗顔後のつっぱりはないし、バームにありがちな脂っぽさもないし。ぬるま湯で洗顔すると、つるん、うるん、クリア――の素肌が待っている、その気持ちの良さ!
そしてね、効き目はもちろんなのですが、私にとってとても大事なのは。
このゆったりとした時間、私にとっては、くるくると頭を動かし身体を動かした1日を、優しく終わる儀式のようなもの。絶対になくてはならない時間。
シャクヤクやマンゴーなど、天然成分の心地良い香りをゆったりと楽しみながら、素肌の温かさでじゅわっと溶けていくバームをゆっくりとなじませていく。小鼻の周りは指でくるくると、目の下は指の腹を使ってなお一層優しく。顎から首、そしてデコルテにかけても、「リンパの流れ」と同じスピード(とにかくゆっくりね)で、肌を優しくなでるように。汚れを落とす、というよりは、リンパが流れるのを手助けする――というイメージです。このままシャワーでバームを落とすと、つやっとしたラグジュアリーなデコルテが表れるので、(もったいないと思わず)ぜひ、トライしてみてくださいませ♡
瞑想に近いような、1日の厄を落とす、みたいな(笑)。忙しいからこそ、クレンジングに少し時間をかけてあげて、頑張った自分を労いたいものです。
「好きにフォーカスするのはワガママじゃない!初の人生本「飽きる勇気」発売中。」>>
大草直子の最新刊『飽きる勇気』ができるまで>>
大草直子ディレクターの最新コーデ
▼右にスワイプしてください▼
Comment