スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
仕事柄、本当にたくさんの靴を所有していますが、最近ずっと使っているのがこの3足。ビーチサンダルにも使えるティキーズは、毎年買い足している大好きなサンダル。きれいな表情で、鼻緒がきゃしゃで。歩きやすいし♡ 今年は、ハウント×ティキーズのオリジナルをゲットしました。ブルーグレーと白を基調にしたパイソンの組み合わせがクリーンで、「超」お気に入りです。水際にも活用できるし、カジュアルなレストランなら、このままOK。ドレッシーになりがちな黒のドレスだって、カジュアルダウンできるから、放っておくと毎日使ってしまいます(笑)。カナダのアパレルブランド発のティキーズ。旅先のホテルでの室内履きとしても大活躍してくれます。
そして昨年購入した、シャネルのサンダル。しっかりと重量感があるから、ノースリーブや軽い素材のワンピース――夏服をしっかりと印象付けたいときには、このサンダル。スポーツタイプのストラップ仕様、けれど、ソールのコバの部分には小さなパールがあしらわれています。バックポイントはシャネルのマーク♡ 少ししっかりしたグログラン素材でラフさと無縁、と、こんなにバランスの良いサンダルはないんじゃないかな、と大事に履いています。
最後はサンダルではなくて、スリッポン。かかとを踏んで使えるタイプなので、ミュールとしても♡ 本当に柔らかいレザーを使っているから、素足に履いてもしっとりとなじみ、かつ輪郭もローファー、というより、よく夏に避暑地で見かける上質な1足みたいです。セルジオ ロッシの「sr1」ラインの特徴である、シルバープレートが、黒のシューズを涼し気に見せてくれます。全身で「素肌の分量」を調整――例えば背中が大胆に開いたワンピースを、「地に足のついた」着こなしにしたい! そんなときに使います。右足にはN、左足にはOとイニシャルも。限られた店舗、オンラインではオーダーできるみたいです。もう3年は履いているお気に入り。
コーディネートを構成するアイテムが少ない夏、靴の威力は絶大。メリハリ、肌の露出の調整、重さのバランス。履きやすさや色、素材だけではなく、夏の靴は、さまざまなメッセージを伝えてくれます。
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