「神メモ」記入時にやってはいけないこと


神メモは毎日、少なくとも2日おきで続けてください。ただし、やり方を間違えたまま続けると、神メモを書くのが嫌になってしまうので、注意が必要です。

特に気をつけてほしいのが、「達成が難しいタスクを設定する」ということ。特に始めた頃はやる気に満ちているので、勢い余って難しめのタスクを書いてしまいがち。たとえば、まだ英語を勉強し始めたばかりなのに「大学受験の問題集を完璧にする」といった高い目標を立てると、どうなるでしょうか?

難しいタスクはなかなか実現できず、ずっと神メモの一画を占領したまま。そして毎日、鎮座したままのタスクを見て「ああ、まだできてないな」と嫌な気分になってしまうのです。繰り返し嫌な気分を味わうと、神メモを見ること自体が嫌になってしまいかねません。

原さんが毎日書き続けている神メモの一部。「基本型」をマスターしたら、メモはどのような形式でもOK

抽象度の高いタスクも、達成が難しいので注意が必要です。たとえば、「英語をマスターして海外留学する」という目標を掲げて、3カ月以内に実現したいタスクのところには「3カ月後に英検2級に合格する」と書いたとします。海外留学に比べると英検2級合格は簡単なのでうまくタスクに落とし込めているようにも思えますが、何をすれば英検2級に合格できるのか、これだけでは抽象的すぎて行動に移せません。

 

着実にタスクをこなしていくには、簡単にクリアできるレベルにまで日々の行動に落とし込み、日々のタスクとして書くことがポイントです。英検2級合格に向けてタスクを設定するなら、「英単語を1日5個暗記する」とか、「中学1年生の問題集を買う」とか、簡単に達成できることから設定していきましょう。