スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。
RED CARDのコーデュロイ、好きすぎて、昨年のグリーンに続き、今年も2色購入してしまいました。バニラホワイトとコーラルピンク。どちらもヴィンテージっぽい色味なので、いつも着慣れない色ではあるけれど、トライしやすい! 細畝の、かつストレッチが効いた、さらにブーツカット――コーデュロイ=太って見える の方程式を覆す1本です。
ストレッチは実は、アメリカでは夏にもはく素材。サーファーが、海から上がって、くたくたになったコーデュロイのシャツやパンツをはくイメージ、と言えばわかりやすいでしょうか。そう、日本では、冬の素材……みたいな捉え方ですが、通年の素材なのです。ここ最近の秋分の日の後の真夏日には特にぴったりで、トップスが夏のTシャツだったとしても、コーデュロイのような表情のある素材がボトムにあれば、きちんと「新しいシーズンの服」になります。
季節が進んだらカシミヤのニットと合わせて、レザーとも相性が良いし、もちろんアルパカやウールのコートともベストマッチ。そうだ! トレンチコートとなら、映画「アニーホール」のダイアン・キートンのようになるじゃない。ラフに着るならトレーナーでも良いし。
まだ暑さの残る秋のはじめ、冬、真冬を経て。明るい色のコーデュロイは春先にだった♡ RED CARDのデニムのように脚を入れた瞬間から柔らかいので、お腹や膝の締め付けがないのも嬉しい。今日挙げた素材たくさん。こんなに表情豊かな素材を存分に楽しめるから、やっぱり秋も冬もおしゃれは楽しいですね。
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