「目にとまる写真」を撮るには、伝えたいことがはっきりしていること、余計なものが写っていないことに加えて、気持ちいいバランスが取れた構図であることが大事です。今日は、バランスのいい写真が撮れる「三分割法」という構図をご紹介します。メインとなる被写体を入れる位置を少し意識するだけで、スマホでもデジカメでも、縦でも横でも正方形でも、おしゃれな余白のある写真を撮ることができるんです。

 


「三分割法」とは


前回、スマホのカメラに「グリッド」と呼ばれる補助線を出すやり方をご紹介しました。この縦横それぞれの2つのグリッド線の交点や線上にメインになる被写体を配置する構図を「三分割法」あるいは「三分割構図」といいます。

点のある位置に目線をいかせたいポイントを持ってくると、人物でも風景でも静物でも、安定感のあるバランスの取れた写真になります。

被写体をど真ん中に置く構図を「日の丸構図」と呼びます。これも安定感バツグンの構図ではあるのですが、やや説明的で面白みのない写真になってしまうことも……。もう少しおしゃれ感や余韻をもたせたい場合は「三分割法」がおすすめです。

 

実際の写真で見てみましょう。

 
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