これからの“愛”は、時代の風である多様性のバイアスがかかることによって一気に色々なスタイルが認知されていくこととなるはずです。

LGBTQ などの多種多様なセクシャリティ。
複数パートナーとの恋愛。

そういうものを多くの方が受け入れて、既存の型にはめない自由な恋のスタイルが広がっていくと、人類史上初とも言える恋愛の多様性が容認された、本当の意味での自由恋愛の時代を人は作り上げることができるのではないでしょうか。

 

土の時代の恋愛とはどんなものだったか?


風の時代の恋愛観。その理解を深めるために、未来ではなく逆に「既存の恋愛スタイル」を少々振り返ってみましょう。土の時代の恋愛を語る上でまず知っておかないといけないのは1900年代後半と2000年代頭、つまり土の時代の最終盤を生きてきた私たちにとっては、“土っぽい恋愛観”は実はあまり実感が湧かないものである可能性が高いということです。

 

例えば、バブル経済少し前くらいまでは、世間ではお見合い結婚とか職場の上司からの勧めで結婚するなんていうことはまま見られたことでした。それよりもっと前の戦前まで遡ると(その時代でも200年続く土の時代のちょうど真ん中頃です)、親同士が決めた結婚というものも普通に行われていたりもしたので、この土の時代の恋愛・結婚というのは、婚活アプリでいくらでも人に会ったり自由に選べる現代のそれと比べると、なにやら相当に制限されたものであったように思います。