「アウトの嘘だけは言わない」練習を


会話を盛り上げるために「転んじゃった」「お腹が痛くて寝込んでいた」とついてしまった嘘は、不要な心配をかけるなどの迷惑をかけていないのなら「ギリギリセーフ」です。今日起こったちょっとしたアクシデントに少しだけ「色をつけて話す」ことも、みんなの笑顔を誘えたなら「セーフ」としましょう。ただ、薬を持ってきてくれたり、病院を紹介してくれたりするような、人に過剰な心配をかける嘘は「アウト」です。

最初から「嘘ゼロ」を掲げるのではなく、少しずつ減らしていくよう努力しましょう。今の嘘は相手を喜ばせるものか、相手に迷惑をかけるものかをしっかり見極めて、「アウトの嘘だけは言わない」練習をしていくようにしましょう。

 

毎日「面白いこと探し」をしてみて


楽しい話題を持っていないがために意味のない嘘をついてしまうなら、日頃から会話のネタ探しをしてみてはいかがでしょうか。街中で人間観察をすれば面白い人はいっぱいいますし、日常生活の視点を変えるだけでも意外な発見があるはず。人を喜ばせたい、楽しい会話を提供したいと思えることも才能ですから、りっかさんのベクトルを「面白いこと探し」に向けて、発見したことを周囲に発信してみてください。

今日はアウトの嘘はつかなかった。今日は街中で見つけた面白いネタを披露できた。小さな目標をちょっとずつクリアしていければ、「嘘をつかない自分」を好きになっていけるはず。もし、他人の目を気にして「背伸びした嘘」をついてしまった時は、その嘘を「目標」に変換して、自分が嘘に追いつけるように行動すればいいのです。

「嘘上手」な自分に気付けているあなたは大丈夫


子どもの頃に、自分や兄姉の身を守るために仕方なくついた嘘から「嘘上手」になってしまったかもしれませんが、そんな「嘘上手」な自分に気づけているあなたは大丈夫ですよ。嘘をつくことに罪悪感を持っている時点で、りっかさんは「悪い嘘」や「大きな嘘」をつける人ではないはずですから。

23歳で思い立ってご相談してくださったりっかさん。今こそ「アウトの嘘」を捨て、本来の魅力を輝かせるための、切り替えの時なのかもしれませんね。きっとここから、どんどん成長して素敵な大人になれるはずです。ご自分を信じてくださいね!

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取材・文/金澤英恵


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