同じような職種の「まとめ方・見せ方」のコツ

 

「③同じような職種で仕分けする」具体例を、Kさんのケースからご紹介します。

 

Kさんの職務経歴は「事務」が中心。ですが、「事務」だけだと範囲が広すぎて、他者との差別化ができません。できれば「業界」や「職種」などで、もう少し範囲を絞ってまとめると、自分の特色が伝わりやすくなります。Kさんの経歴も、最終的に以下のような仕分けができました。

・特許事務
・学校事務
・人事事務
・その他

仕分けができたら、次に職務経歴書の中で「見せたいもの」の優先順位を決めます。

Kさんが気に入ってらっしゃるお仕事は「特許事務」とのこと。であれば、職務経歴の一番上は「特許事務」のことから書き始めましょう。そして、「直近の経歴」から記載するといいですね。見せ方のポイントをおさらいすると、

① 同じような職種を中ジャンルで仕分けする
② 見せたい仕事の優先順を決める
③ 同一の仕事の中で新しい経歴順に書く

となります。職務経歴の時系列は「履歴書」でわかりますから、「職務経歴書」はアレンジして構いません。やりたいことに近づくための「見せ方」のテクニックは、ぜひ覚えておくといいですよ。